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スーパースターこそ基本に忠実
こんばんは。
ストレングス&コンディショニングコーチでありムーブメントコーチの山越です!
今日はバスケットボール界のスーパースターを題材にお話をしたいと思います。
そのスーパースターとは
コービー・ブライアント
です。
もうバスケットボールをやっていない人でも知っているくらいのNBAのスーパースターです。
今回彼のディフェンスの素晴らしさについて書こうと思ってます。
まずはこの動画を見てください。
Kobe playing defense on Kyrie will forever be a classic. pic.twitter.com/j76oWpc2Wm
— Neon Boudeaux (@Carnage45__) March 6, 2019
コービー・ブライアントがカイリー・アービングを完全にシャットアウトしています。
このコービーのディフェンスの姿勢に「横方向の動き」の基本が詰め込まれています。
動画を切り取ってみましょう。
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小さくて分かりづらいかもしれませんので解説します。
コービーのディフェンスの素晴らしさ
①ヒップヒンジ
写真を見て分かる通り股関節がかなり曲がっています。股関節が曲がること=ヒップヒンジと言います。
しっかりとヒップヒンジが行われると股関節の伸展筋群(=お尻や腿裏の筋肉)が伸ばされるため筋肉が常に緊張している状態になります。そのため常に股関節の伸展筋群が力を発揮しやすい状態になります。
股関節の伸展筋群はとても強い力を出せる筋群です。ここから常に力を出せるというのはパフォーマンスの面からみても良いことです。
②股関節の内旋
脚をよく見ると斜めに真っ直ぐになっているのが分かります。ガニ股でもなく、内股でもなく斜めに真っ直ぐです。
基本、膝もつま先もおへそと同じ方向に向きます。
これは股関節から脚を内側に回し込む「股関節の内旋」という動きを行なっているということです。
股関節を内旋すると何が良いか?
先にも述べた通り、股関節を内旋してディフェンスのスタンスをとると脚の付け根からつま先までが斜めに真っ直ぐになります。
これにより股関節から産み出したパワーが斜め横下方向に伝わりやすくなります。
斜め横下方向に伝えられた力はベクトルの分解と地面反力により反対側の横方向への推進力に変換されます。
ディフェンスは横方向の動きが多いので、その方向に力が発揮しやすいのはパフォーマンス面から見て良いことです。
以上の2点が横方向に動きやすくなるための(サイドステップの)基本なのですがスーパースター・コービーはそれを当たり前にやっているのです。
この動画のようなディフェンス力、、、あったらチームにとって相当プラスになりますよね。
是非、ディフェンス時に意識してみてください♪
では!