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こんにちは!

ストレングス&コンディショニングコーチでありムーブメントコーチの山越です!

前回のブログで、僕がスポーツ現場で指導している時に止めたことについて書きました。

ただ、3つあるエピソードを全部書こうとしたらちょっと文字数すごいことになるな、と思ってエピソードを一個ずつ分けて書こうと思った次第です(笑)

あと、書いているうちに当時を思い出してちょっと血圧が高くなりそうだったのも分けて書こうと思った原因でした。。。

そんなわけで今回はエピソード②をいってみよー!


エピソード②


これは僕がまだ専門学校のプロバスケットボール選手を養成するクラスでウェイトトレーニングとムーブメントトレーニングを指導していた時の話。

ムーブメントトレーニングは公共の体育館で指導。ウェイトトレーニングは校舎まで戻って校内のトレーニングルームで指導していました。

当初は作成したメニューを紙で渡して、選手が毎回持ってきて、それをみながら行うという形で進めていました。

時々、メニューを持ってくるのを忘れる選手もいるのですが、次の時にはちゃんと持ってきたりするのであまり気にせずにいたのですが、、、

毎回忘れる選手がいたのです

毎回忘れるたびに新しくメニューを渡して、「次は忘れないように」と言っているのに毎回忘れてくるのです。

流石に業を煮やした私はキツく注意。

言葉までは覚えていませんが、かなりキツめなことを言いました。

そしたらその選手は
「あー◯してぇ、、、」
というなかなか暴力的な言葉を小さめな声で言ったのです。

それを聞き逃さなかった私は
「何か言ったか?何か聞こえたけど?」
と聞く。

学生は
「いや、何も言ってないですよ。耳でも悪いんじゃないですか?医者行った方がいいですよ。」
と言い返してくる始末。

あまりの反省のなさと、開き直り具合に、もう言い返す気も起こらなくなったので
「そうか。」
とだけ返事。トレーニングを開始しました。

頭の中のモヤモヤ

悶々とした気持ちでトレーニングを指導しながらも、心の中では

自分のやり方にも落ち度があるのではないか?
もうこの選手は俺の指導を受け入れないだろうな。
自分の考え方が硬すぎるのかな。

とかいろんなことを考えていました。

自分の考え方に選手は従うべきだ、とかいう見えない思考の鎖に縛られていたのかもしれません。

ただし、それは自分の思考の柔軟性を奪ってしまうものだし、何より選手を下に見ている気がしてなりませんでした。

そんなことを考えながらトレーニング指導をしていたら、スッと自分の中から何かが降り、頭の中がスッキリしたのを覚えています。

俺が変わろう。

これは、俺に与えれたチャンスだ。

そう改めました。

なので終わり際、僕に暴言を吐いた選手を呼びました。

「メニューをもう一回渡す。いいか、さっきはお前が嫌いだから言ったんじゃない。お前にしっかり自己管理できるようになってバスケットボール選手として成長してほしいから言ったんだ。だから、もうメニューは無くすな。」(注:記憶が曖昧な部分もあるのでだいぶ美化してますw)

その選手も

「はい、すみませんでした。ありがとうございます。」

と言って受け取りました。

変えたことと気づいたこと

その後、僕も、選手の自己管理とか言ってるけどこのトレーニングルームに保管できたら選手たちにとってもいいだろうな、と思い施設の管理をしている先生に相談。

ファイルボックスとクリアファイルを買ってもらい、トレーニングルームに保管できるようにしました。

そして、このことにより僕も選手のトレーニングの進行具合を仔細にチェックできるようになったので

  • 徐々に重りを上げていっている選手

  • 徐々に回数を増やせている選手(懸垂やスライドボードなど)

  • 記録をちゃんとしていない選手w

  • 毎回重さが同じ選手w

などいろんな選手の取り組み方や性格を知ることができました。

自分の固い頭を変えて良かったです。

ちなみにその注意した選手は翌週に僕に
「先生、ちゃんとメニュー持ってますよ!」
と得意げにアピールをしてきました(笑)可愛いやつ。

元々はトレーニングは大好きな選手だったのでその後もしっかりとトレーニングに打ち込んでいます。

スクワットもデッドリフトからも逃げずにやり込む、トレーニーに必要な素晴らしいメンタリティを持っています。

ビーチマッスルだけを鍛える俄かトレーニーとは違う。

先の説教以降もよく話をしました。

選手とコーチとしては、結果的にはいい関係性を築くことができていたのではないかと勝手に思っています。

まあトレーニング指導をしていて、陰で「ウゼェ」とか「あいつダリィ」とか「マジあいつ無理」とかはどうせ言われているんだろうなと思ってはいたけど(「マジあいつ無理」はおそらく女子からw)まさか「◯してぇ」と面と向かって言われるとは夢にも思わなかった。

もう今後はないでしょうね。きっと。

というわけで、頭の固い僕が変化するきっかけになったエピソード②でしたー👋

to be continued


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関節調整スペシャリストとして、大手フィットネスクラブで50店舗中No.1の売上を叩き出したノウハウ、接客スキルなどについて書かれています。

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