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プロフェッショナルは、こうあるべきなのだ、というのを再認識した。

先日というか去年の後半にB'zのギタリスト松本孝弘さんが20年ぶりに再結成したバンドTMGのライブに行ってきた。

エリック・マーティン、
ジャック、ブレイズ、
マット・ソーラム、
などの往年の名プレイヤーたちに加えて、YTと高山幸秀さんを加えた5人によるステージは圧巻だった

そんな超絶トップクラスのミュージシャンのステージを見ていて思ったことがある。

当たり前すぎることだが、プロとして活動する以上絶対に必要なことだなと思った。

それは何か?

彼らはステージに立つために圧倒的な練習量をこなしている。

その圧倒的な練習量を、積み上げている

プロたるもの飽くなき練習は欠かさないのです

こればかりは時間がかかるものだから仕方ないかもしれないが、プロとしてステージに立つ以上、そのステージを見に来てくれたファンを楽しませるために圧倒的な量の練習をこなしているはず。

ステージで見られるのはほんの2時間弱だが、その2時間弱のために日々練習をし続けている。

何のためか?

まずは正確に演奏できるようになるため。

これは基本中の基本だろう。

そのためにライブで 松本さんを始め、バンドメンバーから発せられる音はとてもきれいに聞こえる。

多分本人的にはミスをしている時もあるのだろうけれども、抜群の対応力でそれをミスとも感じることができない。少なくとも僕は。

まじで、松本さんのギターは1音1音が正確で 圧倒的な存在感があるので、ギター好きの僕としては嬉しく、楽しい限り。

そしてもう一つ

繰り返し練習することで「より良いものにできないか」という問いを生み出すため。

練習をしている中で、おそらく彼らは「こう演奏したらもっとかっこよくなるんじゃないか?」「もっと盛り上がるんじゃないか?」などの考えを頭の片隅に置いていると思う。

そして、そのアイディアをもとに、試行錯誤を繰り返しているはず。

ベースは、ベースでありつつもより良くしていくためにはどうしたらいいかということも常に考えているんじゃないかと思う。

どういうところでそれが見て取れるかと言うと、例えば松本さんだったらギターソロ、アウトロのアレンジ。

アルバムで聴いた時と実際のライブで聞いたときでアレンジされていることが多い。

多分、 曲を作り、アルバムをリリースした後にも、リハなどを通じて、または自分で練習している時間を通じて「こうやってみるのもありなんじゃないか?」ということを発見しているのだと思う。

その試行錯誤が結果としてライブに現れている。

ファンとしては、同じ曲だけどもアレンジが、加わったバージョンをライブで聴けるのはとてもうれしい。

あと何よりも松本さんは「好きこそ物の上手なれ」ということを如実に体現している方だと思う。

好きだから、
1日中ギターを弾いているだろうし、
その圧倒的な練習量が故に、演奏が完璧なものになる、
様々なアレンジが思い浮かぶ、
様々な新しいメロディーが思い浮かぶ

まさに、好循環。

これは ストレングスコーチ、パーソナルトレーナーをしている僕にも共通している部分があると感じる。

  1. 好きだからその分野を勉強する

  2. 勉強で学んだことを実践する

  3. 実践する中で工夫が生まれる

  4. その工夫をまた試す

この1から4のサイクルの繰り返しです。

勉強する、自分で実践する、クライアントや選手に指導する、 フィードバックをもらう& 自分でも振り返る、フィードバックをもとにまた勉強・実践の試行錯誤を繰り返す

こうすることによって、選手やクライアントにより良いものが提供できるようになり、彼ら彼女らが目的を達成しやすくなっていく手助けができるものだと考えています。

松本さんのプロのギタリストとして音楽に向かい合っている姿勢を 通じて、自分の仕事に通ずる部分がありました。

今回のライブに限らずですが、B'zもしくはそれぞれのソロ活動のライブにおいて、 彼らからエネルギーがいただけます。

そして、彼らのプロとしての姿勢から学び取れるものがたくさんあります。

今まで、それをちゃんと言葉にしたことがなかったなぁと思ったので、今回記事にさせていただきました。

読んでいただきありがとうございました。

会場外の電光掲示板
松本さんのギターを間近で拝めた
もはや神
佇まいがかっこいい
ライブ終了後、Tシャツとタオルを添えて

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