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優しいままで、いいんだよ

こんばんは🌃
昨日はとてもとても風が強く、怖かったです。

私は、昔から、「優しいよねー」と言われることが多い幼少期を過ごしてきました。

誰かに気に入られたくて、優しくしていたのではなく、単に困っている人や悩んでる人を放っておけなかったからでした。

しかし、その優しい気持ちを傷つけられることもたくさんありました。
学校で定規がないという同級生に定規を貸してあげたことがありました。
でも、その同級生は、私が困っている時に一度も助けてはくれませんでした。

私の周りにいた人々は、私が誰かを優しく思うのと同じ気持ちで接してはくれませんでした。

とても悲しかったし、寂しかったです。
そのせいか、はじめは、見返りを求めていなかった気持ちに、だんだんと見返りを求める気持ちが出てきました。

「これだけのことをしてあげたんだから、あなたは、私にこれだけのことを返すべき」。
「人に優しくしたり、何かをしてあげるということは、私の心の一部を削り取っていることと同じ」。

見返りがないと、その人のことが嫌いになっていきました。失望しました。

今、私の中には、まだ、優しくしたら見返りを求める、という癖が残っていて、ひどく厄介だな、と思っています。

でも、先日、とある人から、私が描いた3色パステルアートの作品を褒められたんです。

「青空さんの作品は、優しくて透明感がありますね」。

その言葉を聞いた時、「私、優しいままで生きていてもいいんだ」と、ふと、思えたのです。

優しい生き方をしていると損ばかりするから、賢くならなきゃダメだと思ってきました。

でも、私の絵を褒められた時、「優しいままで生きていきたい」と、心が叫びました。すとんと心の中に何かが落ちてきました。

困難に遭遇しても、人から同じ優しさをもらえなくても、私は、優しい人間であり続けたい。

「優しいね」と言われたら、素直に褒め言葉として受け止められるようになりたい。

「優しいままで、いいんだよ」。
見返りを求めていた自分へ、そんな言葉をかけてあげたいです。

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