見出し画像

#ネタバレ 映画「大忍術映画 ワタリ」

「大忍術映画 ワタリ」
少年の日
2017-12-25 15:56byさくらんぼ

( 引用している他の作品も含め、私のレビューはすべて「ネタバレ」のつもりでお読みください。 )

映画「藍色夏恋」〈あいいろなつこい〉で描かれている話もそうらしいですが、たとえLGBTでなくとも、気持ちのゆれ動く思春期などに、一時的に同性に対して恋愛感情に似たものが生まれることもあるらしいのです。

最近まで他人事のように「へ~そうなんだ!」と思っていましたが、昔、私にも似たような経験があったのを思いだして驚きました。

映画「大忍術映画 ワタリ」。

劇場へ観に行きました。あのときの主人公・ワタリに、私は淡い恋に似たような気持ちを持っていたのかもしれません。

今、冷静に考えると、「顔を半分隠す謎めいた長い髪」、そして「すね毛など無い少年の白い足に、ミニスカの網タイツを思わせる、からみついた紐」、これらは女性のセクシーさの記号ですね。

そして「白刃の光る大きな斧」。暴力性と緊張感のあるあれを配置することで、小人でも肉感がより強調されるのです。そして「おいら…ワタリだ!」という決めゼリフ。「女性が男言葉を使っているようなセクシーさ」があります。もしかしたらあれは、すべて計算済みの世界観だったのかもしれませんね。

そんなものを思春期の不安定だった私の目の前に差し出されると、007のダニエル・クレイグさんが「寝転んで股間に銃を構える写真」に、無意識にトキメク女性たちと似た効果があったようです。

誤解の無いよう申し上げておきますが、私はLGBTではありません。ストレートであり、恥ずかしながら、「きれいなお姉さん」が大好きな一人なのです。


(  最後までお読みいただき、ありがとうございました。

更新されたときは「今週までのパレット」でお知らせします。)


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?