#ネタバレ 映画「夜の大捜査線」
「夜の大捜査線」
1967年作品
映画「ダイ・ハード」を連想
2017/3/23 22:16 by さくらんぼ
( 引用している他の作品も含め、私のレビューはすべて「ネタバレ」のつもりでお読みください。 )
映画「夜の大捜査線」をTVでやっていたので何十年ぶりかに観ていたら、ふと映画「ダイ・ハード」を思いだしました。
映画「ダイ・ハード」がオマージュだとまでは言いません。もちろんコピーだと言うつもりもありません。でも制作者の心のどこかに映画「夜の大走査線」があったような気がするのです。ただそれだけの話ですが、忘れぬうちに書いておきます。
それから映画「夜の大走査線」は、スクリーン中のカレンダーから9月の夜の話です。半そでの者もいて暑そうです。しかし吐く息がときどき白くなるのですね。撮影は冬かもしれません。
★★★★★
追記 ( ふと、映画「ダイ・ハード」 )
2017/3/24 9:48 by さくらんぼ
映画「夜の大走査線」では、休暇中のフィラデルフィア警察・殺人課の、優秀な刑事バージル・ティッブスが、列車から降りてきますが、→ 映画「ダイ・ハード」では、旅客機から非番のニューヨーク市警察のジョン・マクレーン部長刑事が降りてきます。
同様に、ヌードで窓際に立って男を誘惑する女を、深夜パトロール中の警官サムが覗き見するシーンは → 旅客機から降りようとするジョンにCAが露骨な色目を使うシーンに。
バージルを逮捕連行した警官サムのパトカーにはラジオがぶら下げてあり、いつもは音楽を流しているシーンは、→ ジョンを空港からナカトミ・ビルまで運ぶリムジンがうるさく音楽を鳴らしているシーンに。
休暇中にもかかわらず、バージルが田舎町で事実上拘束され、殺人事件の捜査に駆り出されるシーンは(実際に容疑者と同じ牢屋に入れられ仕事をさせられる)、→ ジョンがナカトミ・ビルに監禁状態で敵と戦うシーンに。
バージルがあの田舎町で事件を解決しても地元の警察署の手柄になるのは、→ ジョンは忍者のように隠れて戦い、手柄は地元警察のものになる、に。
黒人のバージルが落ちこぼれの白人署長のビルとコンビになるのは、→ 白人のジョンと、落ちこぼれの黒人警官とコンビになる、に。
夫を殺された妻が、無能な白人署長に怒り、普段は偏見を持っているはずの黒人バージルの起用を進言するのは、→ 仕事バカで自分にかまってくれないジョンと離婚協議中の妻・ホリーが、ジョンの活躍に胸躍らせている、に。
捜査中にバージルを殴った白人を、バージルが警察署長の眼前で即座に殴り返すシーンは、→ 妻・ホリーがカメラの眼前でキャスターを殴るシーンに。
他にもあるかもしれません。考えてみると面白いかもしれませんね。
( 最後までお読みいただき、ありがとうございました。
更新されたときは「今週までのパレット」でお知らせします。)