#ネタバレ 映画「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」
「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」
1999年作品
前髪
2003/4/29 10:28 by 未登録ユーザ さくらんぼ
( 引用している他の作品も含め、私のレビューはすべて「ネタバレ」のつもりでお読みください。 )
私は夜が好きだとばかり思っていたけれど、地方に行って深々とした闇に沈む里山や林を見てとても怖いと思った事がある。
そして、その時初めて気づいた。
私が好きだと思っていたのは、宝石を散りばめた様な都会の夜だったのだ。
大人の私が夜を怖いと言うのも変だけれど、子供の頃に暗闇が怖いと思った経験が有った事をよく覚えている人は、やはり今でもトラウマというほどではないにしろ、そのときの恐怖が心のどこかに住み着いているのだと思う。
ところで、この映画で特に怖いのは、ラスト近く廃墟のような場所をライトを振り回し必死に敵を探すシーンだ。夜の廃墟、この言葉を聞いただけでも恐ろしい。廃墟には人の痕跡があるからである。
これは映画のクライマックスにぴったりだ。それにライトで照らされた範囲しか見えない恐怖。ちょうど映画「リング」で前髪をたらして近づいてくる貞子、あの顔の見えない恐怖と同じである。
キャンプなどに憧れもする私であるが、この映画を観た直後はそんな気持ちもしばらく消えてしまったのを覚えている。
追記 ( 冬木立 )
2016/3/4 8:44 by さくらんぼ
冬木立は、お空をお掃除する大きなホウキなの。
みんなが寝ている間にね。
おかげさまで、ほら、
今朝は、こんなに青空。
追記Ⅱ 2023.10.16 ( 田舎では強力な懐中電灯が必需品か )
雑誌の広告などに、100m以上も届くような強力な懐中電灯が載っていることがあります。
それを見るたび私は、「欲しいけれど、使い道がないな」と思っていました。
都会には灯りがあふれ、懐中電灯もキーホルダーのオマケみたいな光源でも間に合いそうです。
しかし、田舎で暮らすには、強力なライトが必需品かもしれませんね。
新月の夜、やみ夜の中を、街灯が少ない、山道、田舎道を歩くとき、遠くの藪で「ガサゴソ」音がしたら怖いでしょう。クマがいるかもしれないし。
それこそ、100m以上楽に届くような強力ライトで辺りを見回さなければ、安心して進めないかもしれません。
照らすのは、足元だけでは無いのですね。
( 最後までお読みいただき、ありがとうございました。
更新されたときは「今週までのパレット」でお知らせします。)