#ネタバレ 映画「ロビン・フッド」
「ロビン・フッド」
2010年作品
約束を守らないと運気が落ちる
2011/1/4 10:42 by さくらんぼ
( 引用している他の作品も含め、私のレビューはすべて「ネタバレ」のつもりでお読みください。 )
「この刀を届けて欲しい」。
その約束を守ったロビンには運が開けてきました。
「私の母にかけて誓う」。
その約束を破った王様からは運が逃げていきました。
為政者のみならず、約束を守らない人間は誰も信用してくれないのです。
そうすれば運も逃げていく。
そんな映画だったのかもしれません。
矢を射る、という競技は、この的の中心に中てる、という公約を堂々と皆の前に掲げ、それに向かって全身全霊をかけて、たった一人で突き進む行為であります。
弓は意外にも全身運動です。指先だけで射っても中るものではありません。そして射った結果は皆がリアルタイムで見られます。そこには一切の隠し事は存在しません。
なにか清々しい世界ですね。
映画のラストでロビンが宿敵を矢で射とめるシーン。
海岸でしたので、風が強いはずです。
矢は風に流されるので、少し風上方向へ向けて射たなければいけません。
その辺りの描写がワンカット入っていればもっと良かったのですが。
宇宙戦艦ヤマトの波動砲ではないですが、細部の描写が感動を生むのです。
ちょっと映画「ラストサムライ」に似てなくもないので★★★☆
追記 ( 弓はとてもメンタルな競技 )
2016/9/11 21:28 by さくらんぼ
アーチェリー(弓)は、運動的に言うと、左手で弓を押し、右手で弦を引きます。
そうやって間違いなく「引き分ける」ものです。
しかし、メンタル的に言うと、引き分けて膨らんだ弓を両手で「胸に抱きしめる」ものだと私は感じています。
そして、直後にくる「リリース・射」とは、さながら「弓と私とのエクスタシー」。
アーチェリーの練習は孤独の内に行いますが、ある意味、彼らはけっして孤独ではないのです
追記Ⅱ ( 「アーチェリー」と「カーリング」 )
2018/2/24 10:16 by さくらんぼ
Park Sung Hyun( パク・スンヒョン)さん。
まるで「熊にバイオリンを弾かせる」ような、パワーの中にも繊細を極める競技「アーチェリー」は、韓国女性が強いです。でも韓国女性に出来ることなら、日本女性にも十分チャンスはあると、私は思っています。
「カーリング」も韓国が強いですね。「アーチェリー」と「カーリング」は、まったく違った競技ですが、「繊細なコントロールで的に当てる」点では、似ているところも多いと思います。
そして今回、2018平昌五輪(ピョンチャンオリンピック)では、カーリング女子日本代表「LS北見」がトップの韓国チームと大接戦を繰り広げました。惜しくも敗れましたが、日本チームの、「カーリング」と「アーチエリー」の未来に、夢を見たいと思います。
ちなみに、下記のURLにはアーチェリー・韓国トップ選手「Park Sung Hyun (パク・スンヒョン)」さんの練習映像があります。得点だけでなく、「射形(フォーム)」の美でも、彼女はトップ選手だと思います。
素人が見ると、実に簡単に射っているように見えます。明日にでも自分に出来そうだと。
しかし、少しでもたしなみのあるものが見ると、言葉を失うほどの「神技」。
何でもそうですが、「簡単なものほど奥が深く、さり気ない姿ほど洗練されている」ものです。
もし完前コピーできた方がいらしたら、オリンピックに挑んで下さい。
追記Ⅲ ( 「カローリング」もあります )
2018/2/24 10:25 by さくらんぼ
施設が無くて、すぐには「カーリング」が出来ない方には、「カローリング」という競技もあります。
これは名古屋発のスポーツで、「車輪の付いたプラスチック製のストーン」で行うので、体育館などでも手軽にOKです。
お試しで行い、気に行ったら本格的な「カーリング」へ移行するのも良いかと思います。
( 最後までお読みいただき、ありがとうございました。
更新されたときは「今週までのパレット」でお知らせします。)