#ネタバレ 映画「レディ・バード」
「レディ・バード」
2017年作品
ヒリヒリしている彼女
2018/8/2 8:50 by さくらんぼ
( 引用している他の作品も含め、私のレビューはすべて「ネタバレ」のつもりでお読みください。 )
しっかりと中身の詰まった、上等の「おせち料理」のような映画です。
ヒロインは女子高生。
しかしヒロインみたいに、「人生に目覚めて悩んだ経験」がないと、感情移入は難しいかもしれません。
私のような人間は、今も昔も「ぼ~っと」生きてますから、ヒリヒリしている彼女を見て、びっくりしてしまったほどです。
ラストシーンから、ふと映画「卒業」も連想しました。
べつに略奪のシーンがあった訳ではありませんが。
★★★★☆
追記 ( 14歳の頃 )
2018/8/2 9:07 by さくらんぼ
映画の帰りには本屋さんへ寄りました。
そこで「年表に昭和歌謡の紹介が乗っている本」を見つけました。
懐かしいヒット曲が、レコードのジャケット共に紹介されています。
しばらく見ていると、意外な事に気づきました。
私が「14歳ぐらいの時に知った歌謡曲が一番胸キュン」なのです。
それ以前も、当然にそれ以降も、現在まで数えきれないほどのヒット曲に接しました。
それらも懐かしいことに変わりはありませんが、「14歳の頃の感動とは微妙に異質」なのです。
どう表現したら良いのでしょう。
「初恋と、それ以外の恋」みたいなものでしょうか。
あるいは「カラを破ったヒヨコが最初に見た世界」。
もしかしたら14歳の頃というのは、「何かが芽生える特別なシーズン」なのかもしれませんね。
( 最後までお読みいただき、ありがとうございました。
更新されたときは「今週までのパレット」でお知らせします。)