#ネタバレ 映画「激動の昭和史 沖縄決戦」
「激動の昭和史 沖縄決戦」
大都市の「一つの行政区」ほどの…
2018-01-27 10:07byさくらんぼ
( 引用している他の作品も含め、私のレビューはすべて「ネタバレ」のつもりでお読みください。 )
もう詳しい内容は忘れてしまいましたが、当時、この作品を映画館で観ました。少年らしく、ただ、ただ戦争映画が好きでしたから。
その後、30代になって沖縄に旅行する機会に恵まれ、歴史を調べて驚いた記憶があります。民間人の戦死者の多さです。大都市の「一つの行政区」にも匹敵するような数の人々が亡くなっているのです。しかも、国から十分な補償が受けられていないようです。
大都市で街を歩きながらふと思いました。周囲で活動するたくさんの人々が、死体に変わってしまった世界のことを。
すると、沖縄戦がどれほど「おぞましい戦い」であったのか、それが微かに分かる気がしました。
参考:「 第2次大戦の敗戦国ドイツでは、旧西ドイツが占領解除直後の1950年、戦争被害者全体に医療サービスや年金を給付する連邦援護法をつくり、さらに2年後、民間の戦災者向けの負担調整法を実施して、統一後も維持しています。旧軍人・軍属だけに給付して、民間人を放置している日本の現状を話すと、『なぜそこまで差別するのか』と驚かれます。… 」
( 2018.1.19「朝日新聞」朝刊 オピニオン&フォーラム 「救済なき民間の戦災者」インタビュー 15万人戦没の沖縄 国民救わない理屈 今も政府の判断に 国境超えた共感力 戦争防ぐ 大阪大学大学院准教授 木戸 衛一(きど えいいち)さん より抜粋 )
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