ギザギザの原音を、ギザギザのまま再生すると・・・
2024.1.25
オーディオ全盛期には、地元のスーパー「ダイエー」にもオーディオショップがあり、そこで著名なオーディオ評論家・長岡 鉄男さんの話を聴きました。
先生は、「ギザギザの原音を、ギザギザのまま再生すると、素人は『音が悪い』と言う」と語っていました。
写真に例えると、例えば、分解能が高すぎて、毛穴まで見えそうな女性の写真がそうですね。
そして、「ギザギザの原音をツルツルに再生すると(本当は、こちらの方が歪んでいるのですが)、マニアは音が悪いと言い、素人は音が良い」と言うと。
紗をかけて、ぼんやりとした女性の写真がそうでしょうか。
昔のことなので、正確には記憶していませんが、そんな思い出があります。
しかし、それとは別に、オーディオには再生芸術という道もあり、ギザギザの原音でもツルツルに再生することを、マニアでも音が良いと言うのです。疲れた私はこの境地かな。
写実的な写真ではなく、印象派の絵画のようなものですね。
( これは2018.5.5のパレット記事に加筆再掲したものです。)
( 最後までお読みいただき、ありがとうございました。
更新されたときは「今週までのパレット」でお知らせします。)