#ネタバレ 映画「レイニーデイ・イン・ニューヨーク」
「レイニーデイ・イン・ニューヨーク」
2019年作品
映画「華麗なるギャツビー」を連想
2020/7/9 16:15 by さくらんぼ
( 引用している他の作品も含め、私のレビューはすべて「ネタバレ」のつもりでお読みください。)
私の中では、昔のウディ・アレン作品は理屈っぽさが目立ったような気がしましたが、最近は、なじみやすい情緒的なものになったようです。
この映画「レイニーデイ・イン・ニューヨーク」もそうで、老若男女に、そしてデート映画にもピッタリのラブストーリーです。
音楽も小粋なジャズピアノで楽しめました。
しかし、ヒロイン・アシュレー(エル・ファニングさん)は可愛いですね。
★★★★☆
追記 ( 映画「華麗なるギャツビー」 )
2020/7/9 16:27 by さくらんぼ
主人公の名前がギャツビーなので、映画「華麗なるギャツビー」を連想してしまいました。
もしオマージュなら他にも記号があるはずだと探したら、去っていくヒロイン・アシュレーの服が、(写真ではピンクですが)青緑っぽい色なのです。
そして、普通ヒロインはいろんな服を着るはずなのに、この色が多いのです。この色は、映画「華麗なるギャツビー」で、主人公・ギャツビーの恋焦がれる女が住む街の、灯台の光の色ですね。
追記Ⅱ ( 映画「華麗なるギャツビー」② )
2020/7/9 16:53 by さくらんぼ
( オペラ「椿姫」、映画「プリティ・ウーマン」、映画「華麗なるギャツビー」のネタバレです。 )
そして、恋人に去られて寂しい映画「レイニーデイ・イン・ニューヨーク」のギャツビーは、街で娼婦を拾い、大金を払って、両親の前で恋人役をしてもらうのです。
ここらあたりから映画「プリティ・ウーマン」の影も見え始めます。
両親(母)はすぐにバイトの娼婦であることを見破り、帰ってもらいました。そして、ギャツビーに本当のことを打ち明けるのです。
実は、母も昔は娼婦で、客である父と恋に落ちたのでした。金持ちであるにもかかわらず、ギャツビーが貧しい人たちに共感を示すのは、母のDNAのせいでした。
悲劇のオペラ「椿姫」の続編が、ハッピーな映画「プリティ・ウーマン」なら、
映画「プリティ・ウーマン」の子どもたちを描いたのが、この映画「レイニーデイ・イン・ニューヨーク」なのかもしれません。
そして映画「レイニーデイ・イン・ニューヨーク」は、悲劇の映画「華麗なるギャツビー」のオマージュとして、悲劇に落とし前をつけ、ハッピーにした作品なのでしょう。映画「プリティ・ウーマン」のように。
追記Ⅲ( 映画「華麗なるギャツビー」③ )
2020/7/10 8:04 by さくらんぼ
>実は、母も昔は娼婦で、客である父と恋に落ちたのでした。金持ちであるにもかかわらず、ギャツビーが貧しい人たちに共感を示すのは、母のDNAのせいでした。(追記Ⅱより)
ちなみに「DNA」の話は母が言ったセリフです。
この打ち明け話を聞いてギャツビーは驚きますが、もう大人ですから、対立気味だった母の真の姿を知り、尊敬し始めたのです。そして、それはギャツビーの人生観にも影響を与え、ハッピーエンドになりました。
映画「華麗なるギャツビー」ではギャツビーが(緑の光の)デイジーから捨てられますが、映画「レイニーデイ・イン・ニューヨーク」のギャツビーは、文字通り裸一貫で戻ってきた(青緑の服の)惨めすぎるアシュレーを捨て、恋人の元へ去っていくのです。
追記Ⅳ ( 「レイニーディ」 )
2020/7/10 10:36 by さくらんぼ
この作品、恋人たちにも好評らしく、映画館を出るとき小雨が降っていましたが、恋人たちらしき二人連れの、女性の方が、「レイニーデイ」とつぶやいて、二人で微笑みながら帰っていきました。
「イッツ」が必要なような気もしましたが、私も英語には自信がありません。
追記Ⅴ ( 映画「華麗なるギャツビー」④ )
2020/7/10 15:07 by さくらんぼ
「 現実は夢をあきらめた人のものよ 」。
このセリフ、現実は×、夢は〇に聞こえますが、
映画を観終わると、現実は〇、夢は×にも聞こえるのです。
追記Ⅵ ( あれは緑の傘 )
2020/7/11 11:08 by さくらんぼ
赤と緑は補色の関係ですね。捕食ではなく。
それはそうと、チラシの真ん中に「赤い傘」が開いているのは、「裏は緑」と言っているようなもので、『裏は映画「華麗なるギャツビー」』という意味だと思ってしまうのです。
それなら、ヒロインがピンクの服を着ていても動じませんね。
( 最後までお読みいただき、ありがとうございました。
更新されたときは「今週までのパレット」でお知らせします。)
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