#ネタバレ 映画「北の果ての小さな村で」
「北の果ての小さな村で」
2017年作品
美しきグリーンランドで涼をとる
2019/8/19 16:50 by さくらんぼ
( 引用している他の作品も含め、私の映画レビューはすべて「ネタバレ」のつもりでお読みください。 )
失礼ながら、私は雪国や雪山の映画があまり好きではありません。多くは、白一色で単調だからです。
しかし、この映画「北の果ての小さな村で」に出てくるグリーンランドの風景はとても美しい。
本当に、うっとりするような世界でした。
猛暑がつづく日本の夏にはピッタリの涼です。
★★★☆
追記 ( 映画「哲人王~李登輝対話篇~」 )
2019/8/19 16:55 by さくらんぼ
「 グリーンランドは、1721年から1953年までデンマークの植民地だった。1979年に内政自治権を獲得し、デンマークからの独立を目指している。 」
( 映画のチラシより抜粋 )
これはグリーンランドにデンマーク語を教えるために赴任した教師が、逆に、自分探しの答えをグリーンランドの住民から教わる話です。
無理を承知でグリーンランドを台湾に置き変えると、映画「哲人王~李登輝対話篇~」を連想できました。
ときに先生と生徒が逆転する。概ねそんなお話なのでしょう。
追記Ⅱ ( 「父と子」≒「デンマークとグリーンランド」 )
2019/8/20 16:15 by さくらんぼ
主人公・新人教師アンダースの実家は農業をしており、父はアンダースに後を継いでもらいたいのです。しかし、アンダースは自分探しの結論が出ていないので、父とも本音を話し合えず、とりあえずグリーンランドへ逃避行したわけです。そして農業はしないという結論を出しました。
このエピソードと、デンマークの植民地だったグリーンランドが独立を目指していることは、相似形になっているようです。
デンマーク語の教師(父の立場)は、グリーンランド語(子どもの立場)など学んではいけないと、先輩教師から言い含められていました。しかし、グリーンランド魂(子どもの立場)を理解するには、グリーンランド語(子どもと会話)を学んだ方が良いのです。教師の仕事から、アンダースもそれに気づきました。
親と子では住む世界が違うように、デンマークとグリーンランドでも世界が違うのです
追記Ⅲ ( 美しきハワイで涼をとる )
2019/8/21 21:51 by さくらんぼ
もし、まだの方は、
( 最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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