#ネタバレ 映画「犬猿」
「犬猿」
2017年作品
トムとジェリー
2018/2/10 21:46 by さくらんぼ
( 引用している他の作品も含め、私のレビューはすべて「ネタバレ」のつもりでお読みください。 )
同時期に公開された映画「羊の木」が、怖くてもの哀しい物語なら、この映画「犬猿」は、怖くて心温まる作品になっています。どこか「トムとジェリー」を連想するような。
そして、あちらが「公務員」の映画なら、こちらは「民間人」の映画で、少々パワフル。どちらも面白いです。
★★★★☆
追記 ( 「三本の矢」 )
2018/2/11 10:38 by さくらんぼ
この映画、「兄と弟、姉と妹」がトムとジェリー状態なのですが、よく見ると、個性や能力が違うので、もし彼(彼女)らがタッグを組めば最強なのですね。
幼いころは、それが自然に出来ていた。しかし大人になると、いろんな思惑で出来なくなることが多いのです。でも、大人になってもそれが出来るのなら…と、「三本の矢」みたいに。
「 毛利元就が三人の子に伝えたとされる、結束の重要性を説いた逸話。『三矢の教え』『三本の矢の教え』とも言う。曰く、矢は1本では簡単に折れるが、3本束ねると折ろうとしても簡単には折れない。同じように一族も結束して強靭に生きよと説く教訓。」 (Weblio辞書「3本の矢」より抜粋)
追記Ⅱ ( マーケティング )
2018/2/12 9:46 by さくらんぼ
映画の冒頭、他の映画の予告編みたいな映像が少し流れます。鑑賞後の女子に感想を聞いているシーンも。
次の瞬間、それが突然切れ、クルマを運転する弟のシーンになります。「あれ?」と思っていると、カーラジオから聴こえてくる言葉が、さっきの予告編なのです。
とてもユニークな出だしですが、これがこの映画「犬猿」の主題なのかもしれません。
つまり「マーケティング」です。
仕事でも、プライベートでも、普通私たちが他人さまに何か発信するときは、相手の心中を探って、相手が喜ぶこと、そして自分にも利益になる事を選択するのが正解だと思います。
しかし様々な要因で、正解を発信できないこともあるのです。その要因の一つが、「兄弟姉妹」であるという事。お互いに相手の事を理解しているという誤解や、甘えや、そんなものが在るのだと思います。
( 最後までお読みいただき、ありがとうございました。
更新されたときは「今週までのパレット」でお知らせします。)