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#ネタバレ 映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」

「バック・トゥ・ザ・フューチャー」
1985年作品
「空飛ぶクルマ」
2018/9/2 12:09 by さくらんぼ

( 引用している他の作品も含め、私のレビューはすべて「ネタバレ」のつもりでお読みください。 )

映画の終わりにデロリアンが飛び去るシーンがあります。

昔は雷の電力を使い、しかも高速で助走しなければタイムスリップできなかったのに、今はゴミ箱から拾ったゴミを入れるだけで垂直浮上する。その科学の進歩に萌えたのを覚えています。

ところで、昨今はリアルでも「空飛ぶクルマ」が話題になっていますね。

いよいよ現実味を帯びてきたのです。そのピュアな夢は大へん結構ですが、あれはオスプレイ(あるいはドローン)の親戚みたいなものではないでしょうか。

オスプレイ(ドローン)に墜落の危険があるなら「空飛ぶクルマ」にもあるはずです。なのに、片方だけ墜落の心配をするのは疑問があります。

仮に、(「ビルに突っ込む」等、新種の交通事故を含め)墜落・衝突の危険性がゼロだとしても、将来的には、オスプレイよりもはるかに沢山の台数が、そこらじゅうを飛びまわるでしょう。しかも、駐車違反が常態化している現代を投影すると、(法律違反!?を承知で)街中でも辺りかまわず垂直に離発着するかもしれない「空飛ぶクルマ」には、大きな危険と騒音の問題が残るのでは。

昔、南の島へリゾートした時のことです。ホテルの横にある丘に、観光ヘリの乗り場がありました。直線距離で300mぐらいでしょうか。一日中バリバリというエンジン音が轟き、「静かなリゾート」の夢が破れたことを思いだします。

★★★★★

追記 ( 電気モーター ) 
2018/9/2 15:11 by さくらんぼ

この話を読んで、「すぐ新しいことに反対する石頭」だと思う人もいるかもしれませんが、「新しいことを成功させるためのエール」のつもりで書いています。

先ほど新聞を読んだら、エンジンは電気モーターだそうですね。それなら騒音は「バリバリ」ではなく、風切り音の「ゴー」が中心でしょうか。少し前進。

しかし、「空飛ぶクルマ」というと近未来感がありますが、あたり前に道路を走行できない「空飛ぶクルマ」は、現状、「電動ヘリコプター」と呼んだ方が実態に近いのではないでしょうか。「ヘリコプターが大量に飛び回る時代が来る」と考えた方が、近未来の事故リスクがより見えてくるような気がします。

追記Ⅱ ( ふと「太陽帆」 ) 
2018/9/2 15:40 by さくらんぼ

宇宙船での船外活動に、「立禅で『気のボール』が出きるか実験してほしい」とマイページに書いた事があります。

地球上で作る「気のボール」には弾力があり、「気」には質量もあります。膨らみ続ける風船同様に、時に押さえつけるのに疲れるほど。

ふと思ったのですが、人体の前面に、質量のある「気」が出現すると、反作用でも「人体は後ろへ押されている」のではないでしょうか。

その反作用は、浮いている宇宙空間では推進力になりかねない。

「 太陽帆(たいようほ・たいようはん)はソーラー帆、ソーラーセイル、光帆(こうはん・ひかりほ)とも呼ばれ、薄膜鏡を巨大な帆として、太陽などの恒星から発せられる光やイオンなどを反射することで宇宙船の推力に変える器具のこと。これを主な推進装置として用いる宇宙機は太陽帆船、宇宙ヨットなどと呼ばれる。

化学ロケットや電気推進と比べ発生する推力は小さいものの、燃料を消費せずに加速が得られるという利点がある。現在は研究段階だが、実用化すれば惑星間などの超長距離の移動が容易になる。…

原理

太陽からの太陽風によって推進していると誤解される場合が多いが、そうではなく、光子の反射によって生じる反作用によるものである。光の粒子が太陽帆を形成する薄膜に当たり反射すると、薄膜には光の入射方向と逆向きの力が発生する。」

( ウィキペディア「太陽帆」より抜粋 )

追記Ⅲ ( オプションは充実して ) 
2018/9/2 15:49 by さくらんぼ

「空飛ぶクルマ」には、

オプションで、タイムマシンを付けてほしい。

追記Ⅳ ( 記憶ならタイムスリップできる ) 
2018/9/2 16:05 by さくらんぼ

>「空飛ぶクルマ」には、オプションで、タイムマシンを付けてほしい。

具体的に言うと、戻りたい年月日時間を設定すると、その時に流れていた「ラジオ番組」が聴こえてくる。少なくとも懐メロが(録音が残っている「ラジオ番組」は少ないと思いますので)。

あの頃の、感涙番組が流れていて、ニュース天気予報だけが最新情報に入れ替わっているなんて、「人をダメにするラジオ」

追記Ⅴ ( 親・子・孫 ) 
2018/9/3 9:27 by さくらんぼ

「親の年収と子どもの学力は比例する」とか申します。そもそも「遺伝の問題」だという人もいて、その真偽については色々な意見があるようですが。

この映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」では、ひょんなことから過去に戻った、しっかり者の主人公が、独身時代の弱虫の親に助言し、親は勇気を振り絞り、イジメっ子の不良と戦うのです。

それは成功しました。

強くなった親を残し、主人公が現在に戻ると、実家は、たくましい現在の父が居る、一ランク上のお金持ちになっていました。図らずも、現在に戻った主人公の生活もアップしたのです。

もし、「親のせいで惨めな自分があるのだとしたら、今度は、自分のせいで自分の子どもが惨めな気持ちを味わう可能性もある」と、そんな長期的な視点を、子どもにも教えてくれた傑作でした。

追記Ⅵ ( ブレイクスルーで次元を変える )
2018/9/3 17:18 by さくらんぼ

この映画の冒頭、超大型スピーカーの前で、主人公がエレキギターのボリュームを最大限にして、「ジャ~ン!!!」と弾くシーンがあります。爆風のような大音量が出て、彼は吹っ飛びます。

それからイジメっ子を独身時代の父がぶん殴るエピソードとか、デロリアンには落雷による1.21ジゴワットの電力と、時速88マイル(約140km/h)の高速助走が必要、あるいは空飛ぶクルマだとか、「芸術は爆発だ」みたいな衝撃で「ブレイクスルー」する様子が、いろいろと描かれています。

その「ブレイクスルー」の必要性を描いたのがこの映画だと思います。そして「ブレイクスルー=タイムスリップ」なのでしょう。だから時間旅行の映画では無いのかもしれません。

デロリアンに搭載されたタイムマシンの核になる部分を、日本語では「次元転移装置」と読んでいます。「時間旅行装置」では無いことろが、言い得て妙ですね。



( 最後までお読みいただき、ありがとうございました。

更新されたときは「今週までのパレット」でお知らせします。)


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