#ネタバレ 映画「芳華-Youth-」
「芳華-Youth-」
2017年作品 中国
青春は遠く、尊く
2019/5/13 22:10 by さくらんぼ
( 引用している他の作品も含め、私のレビューはすべて「ネタバレ」のつもりでお読みください。 )
私の青春時代を思いだしてみると、25~35歳ぐらいが(自分で言うのもなんですが)一番輝いていました。
さまざまな思い出があります。仕事に恋に、苦しいことも多々ありましたが、それを補って余りある若さの歓びがありました。
この映画「芳華-Youth-」は、同じように美しく輝いていた、中国の青春群像劇です。
映画を鑑賞後に残った味わいは、もう一つの青春を体験したような気分と言っても良いでしょうか。
エピソードを詰め込み過ぎて、ちょっと散漫な感がありましたが、自分の思い出も似たようなものですから、案外それがリアルなのかもしれません。
★★★★
追記 ( 日本には最終兵器があった )
2019/5/13 22:30 by さくらんぼ
ヒロインは17歳のシャオピン。恋する相手は模範兵のリウ・フォン。
そして、ヒロインは薄幸な少女時代を送っていて、後半、その苦労が認められたら、今度は、幸福に耐えられず心を病んでしまうという、涙のストーリー展開なのです。
しかし、そう言われても、あまり可哀そうなエピソードが無いのでピンと来ません。先輩と上手くいかないのは、(私も含め)古今東西めずらしくないでしょうし、歌劇団に入団前の事は描かれていなかったと思いますし。
さらに付け加えるなら、日本では薄幸少女ドラマの最終兵器である「おしん」が、BSで再放送中であるのも、泣けなかったことに、関係あるような気がしました。
追記Ⅱ ( ライターの違い )
2019/5/14 21:58 by さくらんぼ
>しかし、そう言われても、あまり可哀そうなエピソードが無いのでピンと来ません。先輩と上手くいかないのは、(私も含め)古今東西めずらしくないでしょうし、歌劇団に入団前の事は描かれていなかったと思いますし。(追記より)
ブログに例えると、「おしん」は本人が書いたブログですが、映画「 芳華-Youth-」は、友だちが書いたものなのです。
というわけで、映画「 芳華-Youth-」は第三者目線になりますから、どうしても突っ込みが浅いのかもしれません。そして当然に、幼少期の頃の話は書けないわけですね。
追記Ⅲ ( 女心 )
2019/5/16 9:02 by さくらんぼ
>しかし、そう言われても、あまり可哀そうなエピソードが無いのでピンと来ません。先輩と上手くいかないのは、(私も含め)古今東西めずらしくないでしょうし、歌劇団に入団前の事は描かれていなかったと思いますし。(追記より)
あまりピンとこなかった理由をもう一つ挙げると、女心の物語であったからでしょう。これに限らず、昔から私は、女心が良く分かりませんから。
例えば、ヒロインが歌劇団に入った時、制服(冬服)がもらえませんでした。理由は、あと10日ぐらいで衣替えをするからです。
でも、冬服を着て入団の記念写真を撮りたい彼女は、内緒で同僚の制服を持ちだし、写真館へ行ったのです。
すぐ返せば分からないと思っていたのですが、同僚は「だれかに盗まれた」と騒ぎだしました。
もちろん、後日、ヒロインが持ちだしたことが分かり叱られます。
男にとっては(少なくとも私にとっては)、あまり感情移入できないエピソードでした。
どうしても冬服にこだわるのなら、「記念写真を撮りたいから…」と言って、先輩に頼むなり、先生に相談するなり、他に方法はあったはずです。
追記Ⅲ 2023.5.4 ( 新人は周囲から観察されている )
新人などが、新しい職場に入ると、先輩・上司は、あなたの事を知らないので、(どんな人だろうと)観察の対象になります。ですから、先輩・上司には良い第一印象を与えるように、最初は努力した方が良いです。
ここで失敗して、あなたの事をよく知ってもらう前に、ヒロインのように悪い評判が先行するのは避けたいものです。
( 最後までお読みいただき、ありがとうございました。
更新されたときは「今週までのパレット」でお知らせします。)