#ネタバレ 映画「名もなき歌」
「名もなき歌」
ただほどこわいものはない
2021-08-06 09:54byさくらんぼ
( 引用している他の作品も含め、私のレビューはすべて「ネタバレ」のつもりでお読みください。 )
モノクロの小さな画面で、四隅を丸くするなど、画質も意図的に下げているようですし、内容も大変地味です。
黙って見せれば、モノクロ時代の無名作品だと思う人もいるかもしれません。
例によって(失礼ながら)断片的に寝てしまいましたが、受賞経歴から内容は優れているようなので、ハリウッドが作ったら、もっと万人受けするような作品になったのかもしれません。
舞台は1988年のペルー。
私の青春時代後期の頃ですね。ヒロインと同じ20代の女性(後輩)たちは、皆明るい夢を持って就職してきました。しかし当時のペルーは、日本と比べて人権問題が大きく、とても生きづらい世界のようですね。
「妊婦に無償医療を提供する財団」を頼って出産したヒロインは、子どもを奪われてしまいました。そこは「国際的な乳児売買組織」だったのです。
出産経験のある女性には、もっと刺さる作品かもしれません。
( 最後までお読みいただき、ありがとうございました。
更新されたときは「今週までのパレット」でお知らせします。)
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