#ネタバレ 映画 「ビブリア古書堂の事件手帖」
「ビブリア古書堂の事件手帖」
2018年作品
夏帆さんが目立つ作品
2018/11/6 10:06 by さくらんぼ
( 引用している他の作品も含め、私のレビューはすべて「ネタバレ」のつもりでお読みください。 )
TVの「ビブリア古書堂の事件手帖」をよく観ていました。(冒頭に血なまぐさい現場が出て来るような)刑事ドラマは苦手ですが、こちらの謎解きは大好きでしたから。それに剛力彩芽さんもはまり役で、ファンでした。
そして映画「ビブリア古書堂の事件手帖」は、黒木華さんがヒロイン。彼女もファンでしたから劇場へ走ったのです。
でも、この映画、まるで夏帆さんがヒロインみたいですね。回想ドラマの中で、悲恋のヒロインを演じた夏帆さんが、一番強い印象を与えてしまうのです。もちろん夏帆さんもファンですから(節操がないな)、それは、それで良いのですが、「あれ!?」という感じがあったのも確かです。
それに、このストーリーには、どこか既視感があります。
もしかしたら、剛力彩芽さんのTV版に似たような話があったのかもしれませんね。原作が同じだから、当然と言えば、当然かもしれませんが。
そして、60分のTV版の方が、まとまりが良かったような気がします。映画の方は、何か散漫になってしまった様な印象が。原作は良いのですから、やはりシナリオでしょうか。
★★★
追記 ( 謎のクライマックス )
2018/11/6 10:19 by さくらんぼ
映画のクライマックスでは、本を盗もうとする敵が、電気ショックの武器で襲ってきたり、本屋に放火をしたりするのですが、いっこうにヒロインたちは警察を呼ばないのです。
それに、あおり運転というか、ターミネイターみたいに敵が追って来ても、人の多い街を抜け、逃げ道のない堤防の先へ入ってしまう様な、「?」な行動を取ることも。
そして、そこでの戦いも、もっと戦術があるのにと、私でも思うほど。
追記Ⅱ ( 太宰治 )
2018/11/6 14:34 by さくらんぼ
もしかしたら、物語の中心になる本が「太宰治」だったから、映画も、その本に執着する「ダメ男・女」の話なのでしょうか、などとダメ男の私が言ってみる。
追記Ⅲ ( トラウマで本が読めない男 )
2018/11/6 15:03 by さくらんぼ
ヒロイン(黒木華さん)の本屋にバイトに入る男性(野村周平さん)は、幼いころ祖母の大切な本(漱石の「それから」)を、書架から手に取って眺めたところを見つかり、祖母から二回も叩かれた経験があります。
その時のトラウマで、今でも本が読めないのだそうです。それをヒロインは瞬時に見ぬきました。読めないと言ってもきっと小説だけで、教科書やエッセイの類は読めるのだと思いますが。
私はこの話で彼に親近感を持ちました。なぜなら、私も似ているからです。私には彼のように叩かれた記憶こそありませんが、なぜか(小説だけ)読むのが大の苦手なのです。
最近、集中可能時間を計りましたら、一度に3ページが限度でした。それ以上は読んでも、意味が頭に入らなくなります。ネットを見ても、似たような人はいるようです。
でも、こうやって拙文を書いている分には、すぐに2時間ぐらい経ってしまうのが不思議ですが
追記Ⅳ ( 松本清張ドラマスペシャル『疑惑』 )
2019/3/12 10:29 by さくらんぼ
先日録画した、「テレビ朝日開局60周年記念 松本清張ドラマスペシャル『疑惑』」を観ています。
かねてより悪女を演じたいと言っていた黒木華さんが、待望の悪女役で登場しました。
正直なところ、私は清楚なイメージを大切にして欲しいと思っていましたが、実際に彼女が演じた悪女を見たら、ゾクゾクするほどの新鮮な魅力を感じたのです。
どう言ったら良いのでしょう。「歩くラブドール」、「しゃべるラブドール」と言って良いのかもしれません。
あの路線は、大成功です。
( 最後までお読みいただき、ありがとうございました。
更新されたときは「今週までのパレット」でお知らせします。)