#ネタバレ 映画「フライ,ダディ,フライ」
「フライ,ダディ,フライ」
2005年作品
瞳を見つめて
2005/7/17 16:53 by 未登録ユーザ さくらんぼ
( 引用している他の作品も含め、私のレビューはすべて「ネタバレ」のつもりでお読みください。 )
「 お辞儀をする時も相手から目を離すな!」
そうです。
一瞬の油断が、命取りになる事さえあるのです。
逆に、わずかな時間でも、わずかな出来事でも、人は人に感銘を与える事が出来るのです。
この映画では、そのようなエピソードが描かれているように思います。
会社人間のお父さん。
わずかの夏休みでも、本気でお子さんと遊んであげて下さい。ジェット・コースターに乗ったときの様に、一瞬で強烈な思い出を残してあげて下さい。そんな声が聞こえてきましたよ。
そういえば、忙しい共稼ぎの家庭の親が、一日15分間で子供と心を通わせる続ける方法を書いた本を思い出しました。
「子供の瞳を見つめて語り合う」のだそうです。
追記
2005/7/17 17:04 by 未登録ユーザさくらんぼ
映画「燃えよドラゴン」の中で、悪人オハラは主人公の妹とも知らず、一人の娘を死に追いやります。ガラス片で自決させるのです。そして、オハラと主人公との決戦の時、オハラがガラス片を持ち襲い掛かってきたのを見た主人公は、とうとうキレてしまいました。
映画「フライ,ダディ,フライ」は、映画「燃えよドラゴン」へのオマージュだったのかもしれません。
追記Ⅱ ( 音も見つめて )
2016/2/17 14:40 by さくらんぼ
朝日新聞(2016.2.8夕刊)に、10分カットで有名な理美容チェーン「QBハウス」の、ある店舗責任者の方(31歳)のお話しが紹介されていまして、興味深いものがありました。
それは…
「『10分カット』の満足度を高めるため、カット中は迅速ながらも丁寧に動き、乱暴な音がしないよう気を配っている。はさみを『ガチャリ』と置かない、戸棚を『バタン』と閉めない、といった具合。くしも頭に『コツン』と当てないなど、ソフトな動きを意識する。『仕事が丁寧な印象になり、お客さんに気持よく帰って頂けます』」
という話です。
さすがですね、良く分かっていらっしゃる。純粋なカット技術以外のパフォーマンスにまで気を配り、その効果も利用して仕事をする。一流のセンスを持つ方だと思いました。
そんな優しいパフォーマーがいらっしゃる反面、私の行くお店には、一人だけ“カットした髪を吸い取る掃除機のブラシを肌に垂直に用い、突き刺さる様に痛い仕事をする方”がいます。
今、ラジオからJAZZピアノ、バド・パウエルの「 クレオパトラの夢」が流れてきました。
( 最後までお読みいただき、ありがとうございました。
更新されたときは「今週までのパレット」でお知らせします。)