最期まで、あなたとして生きる。
こんにちは。
今日仕事が早く終わったのでTully'sの窓際に座りました。
コーヒーだけにしようと思ったのに、
2日続けてコーヒーだけで居座るのにチクチクとした
罪悪感を感じ、一番食べやすいサンドイッチを頼みました。
大してお腹も空いていなかったのですが、
温めていただいたサンドイッチは
とても美味しかったです。
店員さんの可愛い笑顔と温かいサンドイッチで、
ほっこりした気持ちになれました。
訃報
今日、入居されていた女性が旅立たれました。
入院先で急変したと、先ほどご連絡があったようです。
私は介護職をしています。
この仕事をしていると、何度も人の死に向かい合います。
そしていつも思うのです。
あの方は、幸せだったんだろうか。
人の一生は、いくつかのフレーズに分かれます。
子どもの頃、
青年期、
結婚をする、
子育てをする、
子どもが巣立つ、
退職をする、
今まで当たり前にできていたことが
できなくなっていく…
その都度、自分で選んで生きています。
でも、できなくなることが増えるのと同時に
選択肢は減っていくことが多い。
買い物だって、好きにしてきたのに
誰かに送ってもらわないと動けない。
大好きな一人旅に行こうとすると
危ないから止めた方がいいと止められる。
ひとり暮らしを気ままにしてきたのに
ちょっと骨折なんてする。
すると入院中に一人暮らしは危ないからと
勝手に住処さえ解約されているなんてよく聞く話しで。
もちろんそこは、ご家族の気持ちという
優しさや心配の気持ちだったりがあるわけで。
色々なものを諦めてきた方々ですが、
施設という中では
健気に幸せを掴もうともがかれる方もみえます。
それが我儘だと言われることもある。
時には安定薬を処方されたり、
立とうとするだけで、”危ない””どこ行くの?”
と言葉で制限されることもまだまだあります。
Tさんとの出会い
私はね、皆にバカにされているんだわ。
いつもニコニコしているTさんが、
私が入社してすぐに私に漏らした言葉。
冗談めいて言われた言葉ですが、
Tさんの目は笑っていませんでした。
重かった。
それは、誰に対して思っているの?
そんな悲しい気持ちをいつから持ち続けているんだろう。
何度もなんども振り返りました。
普段のケアを見て、疑い、考えました。
何かが間違っているのでは?
施設長に直談判もしました。
疑うことから始める
介護職に関わらず、相手がニコニコしていると
喜んでくれているんだ。良かった。間違っていない。
そう思い込んでしまうことは、往々にしてあります。
疑うこと。考え続けること。
私はこのふたつを大切にしています。
疑うというと言葉はきついですが、
疑うのを止めたら見えないことがたくさんある。
そんな気がします。
Tさん、Tさんの最期は幸せでしたか?
今日はこの言葉を問おうと思います。
何が幸せ? 何が嫌?
問い続けながら
日々改善を繰り返していきたいです。
私の中では、人生最期の時間だからこそ
の想いは強いです。
最期まで生きる。
関わる方の心が生きていられますように。
どうか、天国で大好きなお母様と会えますように。
素敵な笑顔と歌声、たくさんの笑顔をありがとうございました。
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