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オードリー若林さんの言葉

日テレのドラマ「だが、情熱はある」が終わった。
オードリー若林と南海キャンディーズ山里の半生を描いた「半フィクション」ドラマは、若林のエッセイを何度も読み返してきた僕に刺さりまくった。

もっとも印象的だったのは、若林の祖母と父と先輩が亡くなる第8話である。
長い間売れない彼を励まし続けた祖母。
憎まれ口ばかりだが前向きな姿を見せ続けた父。
いつも相談に乗ってくれた先輩。
この3人を失った若林は、しかし悲しみに暮れるだけではなかった。

「会いたい人に会えないという絶対的な事実が、会うことの価値を急速に高めた」
「人生は合う人に会うってことでいいんじゃないか」
エッセイから引用されたフレーズは、何度も読んでいたけれど新鮮に染みた。

たくさん友だちがいることが素晴らしい、そうじゃない自分はダメなんだ
そう自分を責めてきたけれど、そんなことはない。
自分が喋りたい人と喋ればいい。
自分をわかってくれる人が1人でもいればいい。

自分で作り上げた「理想」は虚構である。そこに届こうとして現実世界の自分が不幸になるなら、理想の自分を殺してしまえばいいのだ。


嫌なこと、辛いことは沢山ある。
だが、明日も生きる。俺の背中を押してくれる若林さんの言葉と共に。

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