【体毛とDNA】

体毛は主に体を保護するために生えている。
髪の毛は衝撃から頭を守るためで、鼻毛はバイ菌の侵入を防ぐためである。そして私は体毛が濃い。とくに髭と鼻毛が濃く、調子のいい時は”濃い”ではなく”分厚い”とすら感じる。

これは由々しき事態だ。
自分のDNAに、体の耐性を低く見積もられている。

肌が弱いだろうという見積もりで髭を濃く設定し、バイ菌が侵入したら耐えられないだろうという見積もりで鼻毛を濃く設定している。体の耐性に自信があるわけではないが、体毛に割くスキルポイントがあるなら、体の耐性の方に直接割り振って欲しかった。


そして、DNAにはもうひとつ不満がある。
ここ最近、太ももの内側に、ほんの少しの薄い体毛が生えてきたのだ。

なにが不安なのだ?

こんなとこに防衛設備を配置して意味があるのか?

あと、叩いたら普通に痛いし密度も薄いから温度調節に一役買っているとも思えない。
これだから事務方は。
現場のことを全く理解していない。欲しくないところに設備を作ったうえ、それがすごくカッコ悪く生えていることにも気づいていないのだろう。大至急、体毛局デザイン課のもも毛担当に繋いでほしいものだ。


そして私は、前髪の生え際が年々後退している。


その判断は信用していいのか?

お茶ぐらいは出すから、一度現場に来て納得するまで説明してくれないか?

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