【36話】スポーツ賭博①【まだ人間?】
-前回の続き-
ダルビッシュの弟が逮捕されたりと、世間的にも多少認知のある違法遊戯である「スポーツ賭博」
基本的にはベット(賭け)を受け付けてくれる人間がどこかに居て、ベットしたい旨を伝えて双方に信用があれば、胴元にあたる人間が試合開始の前にハンディキャップを送ってくる。
締め切り〇〇時〇〇分
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ソフトバンク<0.5>
オリックス
イメージとしてはこんな感じだ。
この場合、上に書いてあるチームがホームとなり、カッコの中の数字がハンディキャップとなる。
上の例だと、ソフトバンクが0.5点というハンデを出しているので、オリックスが0.5点最初から持っている状態で試合が始まるイメージだ。
なのでソフトバンクに10万円をベットして、1点差で勝った場合は、オリックスが0.5点持っていたので相殺されて0.5点勝ち、つまり50%勝ちとなり、配当は5万円。
配当からテラ銭となる10%の5千円を引かれて4.5万円の勝ちとなる。
2点差で勝てば丸勝ちとなり、10万円(テラを引いて9万円)の勝ち
ではサッカーの場合はどうなるか
締め切り〇〇時〇〇分
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「プレミアリーグ」
アーセナル<0/5>
レスター
さっきは「0.5」と表記されていたのが「0/5」と記号が変わっている。
サッカーは野球より1点の重みが大きいので、0点と1点の間に20段階のハンデが存在する。
0/5というハンデは、アーセナルにベットしていた場合は1点差でも良いので勝てれば丸勝ちとなるのだが、引き分け終了(スポーツ賭博のほとんどは延長戦は加味しない)となった場合、50%負けとなってしまう。
これらハンデはチーム力だけでなく、ホームアドバンテージ、スターティングメンバー、欠場確定選手や、プロ野球なら表裏の攻撃順、先発投手等で変わってくる。
スポーツ観戦の好きな人にとって、多少のお金を賭けて、晩酌でも嗜みながらナイターでも観戦すると、よりエキサイティングに楽しめるだろう。
「スポーツ賭博」と言えばなんだか耳障りの悪いものに聞こえるが、俺自身はかなり高貴なギャンブルだと思っている。
少しディープなアンダーグラウンドの世界では
「今日ソフトバンクにいくら入ってます?」
「バルセロナに〇〇万打っちゃったさ」
というような、胴元同士のやり取りや、自分自身の手打ちの話等が飛び交うような社交場となってくる。
次はもう少し掘り下げて説明する。
-続く-
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