経営管理会計用のExcelツール
こんにちは、会計士の青山です。
今回はExcelの経営管理会計で使える機能・ツールをご紹介していきます。
経営管理会計用のExcelのツールには次のようなものがあると考えています。
(1)データ可視化
・テーブル、フィルター
例えば販売データをいくつの条件(例:関東地域、売上高1000万円以上)を満たす顧客を割り出します。
・ヒストグラム
平均値では全体の分布が見えないため、全体の分布状況を把握するためにつくります。
・マトリックス
BCGのPPMモデルに代表されるように2×2のマスで全体の4分類、または集中するセグメントの決定に使います。
よく「散布図」から「補助線」を使いつくります。
・ピボットテーブル、Powerピボットテーブル
データ表の項目をいろいろに組み合わせ、データのトレンドや特徴を把握することができます。
Powerピボットテーブルでは2つのファイルからピボット表を作成することができます。
(2)データ分析・シミュレーション
・ゴールシーク
逆算でインプットの最適値が求められます。
例)目標利益を達成するための販売数量
・データテーブル
感度分析で使います
・ソルバー
制約条件のある意思決定で使います
(3)その他
・ロジックツリー
「スマートアート」から選択します。機能的には不十分なのでマインドマップを利用することになるかもしれません。
最後ですが、以上のようなツールを理解し、使えるようになるのはそれぞれ10分も説明すれば十分にできます。
ただ、実際に使いこなせないことが多いと感じています。それは何故かといいますと、そうしたツールで何を分析したいのかという目的と、「インプット⇒処理プロセス⇒アウトプット」のインプットが明確でない、あるいは何かわからないからだと考えています。
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