数字は分割し、小さく考える

年間500万円の利益が足りない
 いま自社の利益が年間500万円足りないとしましょう。500万円というとなかなかの金額となります。

 しかし、社員が20名いるとして、500万円÷12ヶ月で約40万円。1ヶ月の稼働日が25日とすると、1人が月16,000円の利益を12ヶ月稼ぎ出せば良いことになります。
 だいぶ、達成しなければならない壁の高さが違うのではないでしょうか。

1年で1000㎞走れと言われたら
1年で1000㎞走れと言われたら、まずは無理~と感じるでしょう。しかし、1000㎞を12等分すると月80㎞となり、1ヶ月20日走るとすると1日4㎞走れば良いことになります。こうなるとだいぶ印象が違うのではないでしょうか。
 しかも、月20日ですので、3日に2日走ればよいわけです。

その他
 あと、現場にはいくら利益が足りないと言っても実は通じません。利益ではなく、あと何個の商品の売上が必要と伝えた方が伝わります。
 相手の行動を変えたければ相手が実感できるかたちで伝える必要があります。

まとめ
 要は我々は500万円足りない、1000㎞走れ、いずれしてもいまこの瞬間でできるかどうかで、壁の高さを感じます。文字通り、今という現在に垂直的に立っているという意味でまさに壁という、どうしようもない絶望すら思い起こします。
 しかし、壁を前に倒して、壁を坂にすれば未来まで時間を掛けなければなりませんが、通常は登り切ります。だって、坂が急傾斜であればさらに前に坂を倒して傾斜を緩くすればいいわけですからね。
 ただし、時間がかかります。それは覚悟すべきです。

 こうしたことを「継続は力」なりと、よく世間では言われています。

 頑張って坂を登りましょう。時間を掛けてでも。。。


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