本質をついた大阪モデル。

(2020年5月6日)

医療システムの維持が新型コロナウイルスとの戦いの本質。極論すれば実はそこだけが問題ともいえる。

その視点からすると、重症者用病棟の使用率を基準(日々60%未満)として取り上げている点、自粛解除に関する大阪モデルは本質をついたモデル。

吉村知事はやはりセンスがいい。弁護士出身だけあって、他分野の専門家の意見を自分のものとしてかみ砕いてよく理解しているので、本質をついた政策を次々と打ち出せるのだろう。

この感染症の死亡率からすれば(無症候感染者を入れれば1%未満というのがNY州抗体検査の結果)、感染者の累積増加が問題ではなく、新規感染者に対して医療対応ができないことが問題なのであって、そこ(重症者・軽症者を含めた医療体制の本格的拡充と感染防御用具の大増産)に手を付けず、社会の活動性を奪って社会を殺して仕舞うのはまさに本末転倒だ。

政府やマスコミは、PCRやら何やらの煽動者に引きずられてそこを理解していない。もう一度本質に戻ってよく考えてほしい。

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