20代女子だが、職場の飲み会が好きだ
特に若い世代には苦手だと言う人も少なくはないだろうけれど、職場の飲み会が好きだ(もちろん苦手な人は不参加でいいと思っている。念のため)。
元上司があちこちで吹聴するせいで、すっかり職場内で酒豪キャラになってしまった私だが(全然知らない人に強いらしいね!と言われる)、"お酒が"と言うよりは、"飲み会が"好きなのだ。その証拠(?)に、家では美味しいツマミを貰った時以外はほとんど飲まない。
……嘘です。"飲み会が"好きですが、"お酒も"好きです。少し見栄をはりました。
男性が多い職場なので、だいたいはチェーンの居酒屋の飲み放題。乾杯はビールがほとんど。わいわいと、ざわざわと。とりとめもない話があちらこちらでぽつぽつと。
元来、お喋り・雑談が大好きだが、仕事中にそんなずっと喋っているわけにもいかないし、家庭にあんまりにも仕事の話を持って帰るのも憚られる。
職場の飲み会なら、仕事という共通の話題を仕事外で話せるということはもちろん、普段は上司や同僚として過ごしている人たちのプライベートが垣間見えるのが面白い。
この人は案外子煩悩なのだな、とか。この人はこんな趣味を持っていたのか、とか。
仕事というフィルターのみを通して見ていた人が、話をする中で、その人自身の輪郭を持っていくようなそんな感覚。
でもまあ、嫌な面が見えることもある。仕事では良い上司なのに、面倒臭い絡みをしてきたり。
逆に良い面が見えることもある。仕事はものの言い方がキツくて、下で働くのはしんどいけど、実は熱い想いを持ってるんだなと気づいたり。
人は多面的で、例えば上司や部下、同僚、他部署の人、協議相手、契約相手、他にも仕事外なら、家族、親戚、友人…関係性によって、いくつもの顔があると思う。
仕事中はできない話が、お酒の浮遊感が、普段の仕事人とは違う顔をチラリと覗かせる、その発見を楽しむ。
この時期だからこそ思い浮かぶのかもしれないが、年賀状の家族写真を見た時の感情に似ているかもしれない。
あ、お父さん・お母さんしているんだな、子どもさんそっくりだな、なんて思いながら、普段とは違う顔を見られる年賀状は、面白い。
コミュニケーションは必ずしも飲み会の場でしか取れないとは思っていないが、あの独特な雰囲気は、やっぱり飲み会の場しかないのではないかとも思っている。
夫も、飲み会が好きで、コロナ禍前には、月に2〜3回は必ず行っていた。
育休中、夫が飲み会に行くたびに、「復帰したら私も行くからね!!」と声高らかに宣言していた。
それが、いざ復帰する4月になったが、復帰が延び、いざ6月に復帰はしたものの、気軽に行ける雰囲気ではなく…。ただただ悲しかった。夫の前で地団駄を踏んだ、リアルに。
まあそうは言っても、飲み会が無くても、仕事は、日常は連綿と続いていく。
もしかしたら、コロナが落ち着いても、今までとは飲み会のあり方も変わってくるのかもしれない。
それでも、やっぱり。
早めに着いたチェーンの居酒屋で、どこに座ろうか悩んで、とりあえず一旦落ち着いた席で、少しずつ埋まる会場をソワソワと眺めるあの時間を、私は待っている。
春に転職して、今は違う職場にいますが、相変わらず飲み会は好きです。もう30代になりました。
新しい職場の飲み会はあんまり無いなあ。
育児中の人に飲み会の誘いしにくいよね。
夫に頼めば行けるから、まずは職場の人と仲良くなれるように頑張ります。そんな今日(R6.7.19)は、前の職場の人と飲み会です。