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百人一音( ベース・ドラム編)

純粋にベースとドラムを楽しむといより、コンポーザーとしての実力か?重なるところもあると思うのだが


71 チャールズ・ミンガス『道化師』

何故か廻りにはミンガス好きが多かった。プロテスト・ソングとしてかな?


72 チャーリー・ヘイデン『リベレーション・ミュージック・オーケストラ』

『リベレーション・ミュージック・オーケストラ』は最も好きなアルバムかな。オーウェル『カタロニア讃歌』へのエピソードといい。文学的なアルバム。


73 渋さ知らズ『渋旗』

ベーシストの不破大輔率いるパフォーマンス・ジャズ・ビッグ・バンドという感じか。2000年ぐらいまで、けっこうライブに行っていたと思う。稀有なライブ体験。

最近のライブ映像。杖ついているな。もうそんなお年頃。


74 レイ・ブラウン『Something for Lester』

安定のベーシストらしいベーシストか。オスカー・ピータソンのトリオでも無くてはならないベーシストだった。



75 フレッド・ホプキンス『エアー・タイム』

フレッド・ホプキンスが参加した「エアー」というグループなのだが、三人だけで圧倒的パフォーマンスを示すフリー系コンボ。アート・アンサンブル・シカゴより聴きやすいと思った。今は音源も廃盤で手に入りにくいかも。

エアーもフレッド・ホプキンスも音源があまりない。デヴィッド・マレイ関係だろうか

76 マックス・ローチ『ウィ・インシスト』

マックス・ローチは戦うドラマーという感じだが、ドマムのテクニック面でも優れているのはクリフォード・ブラウンとの双頭コンボでも証明されている。このアルバムではクラシック・テナーと言われるモダンジャズより前の偉大なホーキンスを起用していること。あと奥さんのアビー・リンカーンとか、当時の尖ったミュージシャンたちの共演。そうした者たちの兄貴分的な存在だったのかもしれない。あとミンガスとエリントンとのトリオでの献花セッションも忘れがたいアルバム。


77 エルヴィン・ジョーンズ『ヘビー・サウンズ』

エルヴィン・ジョーンズで一番その特徴が出てくるのはコルトレーンとのインタープレイで、ライブ盤でもコルトレーンジャズのカオスをうみだしているのは、エルヴィンだと確認出来るはずです。あとは好き好きなので嫌いな人も出てくるでしょう。そういう人には、この『ヘビー・サウンズ』はベースのリチャード・ディヴィスも聞き所があるミュージシャンだと思います。


78 アート・ブレイキー『バードランドの夜』

アート・ブレイキーはわかりやすいドラミングで、ナイアガラの滝をイメージしたナイアガラロールとかシンバルでソリストを煽ったりするのがわかりやすいリーダーでもあり、ただマンネリズムになりがちなのですがその分安定しているとも言えるジャズらしいジャズを演奏するリーダーでもあり、ジャズ・メッセンジャーズはハードバップの代名詞になっているアルバムです。

79 ロイ・ヘインズ『Out of the Afternoon』

ロイ・ヘインズもわかりやすいドラムを叩く人ですが、ミュージシャンを引き立てるのが上手いのは、アート・ブレイキーに匹敵するかも。アート・ブレイキーよりも前衛的なミュージシャンとやっているイメージが強く、ドルフィーとか、コルトレーンもエルヴィンの代役で叩いた「マイ・フェバリット・シングス」の人気盤「セルフレスネス・フィーチャリング・マイ・フェイヴァリット・シングス」とか有名です。『Out of the Afternoon』は何よりもローランド・カークが参加しているのが大きく、ローランド・カークの入門版としてもいいかもしれない。

80 ジョーイ・バロン『Masada: Live in Jersusalem』

ジョーイ・バロンはライブ演奏でそのドラムスタイルを見て好きになったミュージシャンで変幻自在で正確無比というような万能型ドラマーで2000年代とか引っ張りだこになっていたドラマーですね。ジョン・ゾーンとの共演も多くマサダでのドラミングですかね。



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