![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/77142556/rectangle_large_type_2_9ba2285e4c24f0708076bb4883cfec64.png?width=1200)
花の色は移ってもオマーラの声は再び蘇る
『Omara Portuondo (Buena Vista Social Club Presents) [2019 - Remaster]』(2000)
TVを観ていたら、おしゃれキューバのコンサート(「プレミアムシアター/モーツァルトとマンボ 演奏会」)でオマーラが歌った歌が流れてきた。ホルンとトランペットの演奏で良かったのだが、『ブエノビスタソシアル・クラブ』の哀感にはかなわないなと思ってYou Tubeで探した。
このアルバムが出たのが最初の映画『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ』の後の2000年。1930年生まれだから、70歳になろうとしているのにこの艶やかさ。動画はさらにその後だから、もう歳の話はよそう。それよりも実際の声だった。恐ろしい色気だ。小野小町が「花の色はうつりにけりないたづらにわが身世にふるながめせしまに」と詠んだが、オマーラの声は色は失われていない。