シン・俳句レッスン4
サルスベリが咲いていると夏だよな。
アウトロー俳句を作ってみた。喧嘩=献花の掛詞。挨拶句なのか?
アウトロー俳句
そういうことで今日はアウトロー俳句の研究。日記の方にも書いたのだがアウトローは根本的に違うと思う。アナーキストは憧れるが。アナーキスト俳句を目指そうかな?
いいね。「八百屋お七」だよな。
詞書に「枕はぜったい腕枕か膝」とある。依存体質だな。そういえば旧仮名遣いだった。そのへんはスジを通しているのか?
「木枯(こがらし)」はアウトローの季題だよな。
石鹸玉(しゃぼんだま)が季語だった。アウトローだから無季が多いのかと思ったがそうでもなかった。
「水温む」は有季定型というスジは通すのかな。季語からアウトローというパターンか?
柄モノを着こなせて一人前だという。そういえば昨日ピンクフラミンゴの黒シャツを見た。これで一句出来ないか?
なんとなくイタカジのような気がした。
句跨りのテクニシャンか?二物衝動だった。
新宿ではそうなのか?
「薬師丸ひろ子」が季語だった。6月9日生まれ。忌日が季語になるなら誕生日もかな?
煙草でプールなのか?マナー悪すぎ。俳句のマナーも悪い。
こっちの方がいいな。
ふしぎと惹かれてしまう句だ。
篠原鳳作
篠原鳳作は新興無季俳句を牽引してきた俳人。
という虚子の嫌がらせに関わらず敢然として立ち向かったのが篠原鳳作ということだった。白泉も篠原鳳作の影響を随分受けたようだ
「炎帝」は夏を司どる神だという。「炎帝」は今日あたり使ってみたい季語だな。
「碧」が海のあおなんだろうな。
俳句の新詩精神(エスプリ・ヌーボ)という運動の中の俳句だという。その先駆的存在が高屋窓秋。高屋窓秋『白い夏野』チェック!
「一塊の光線(ひかり)」高層ビル建築の労働者を詠ったものだという。これも「高層建設の歌」という連句だった。
「あぢさゐ」という表記がいい。その後の「懈(たゆ)く」という難解な漢字。疲れて力が出ないという意味だそうです。
「蹠(アウラ)」は白泉も使っていた。たぶん、こちらが先だろう。
高屋窓秋
「馬酔木」を主催した水原秋櫻子の高弟だったようで山口誓子と実作面で先導したとある。高屋窓秋は写生の方法ではなく心的イメージの創出、言葉から言葉へという象徴詩みたいな感じか。色も白が基調みたいだ。俳句の色を決めるというのも重要なのかもしれない。
まず先程上げた句。白い原稿用紙を広げて見入っていたというから相当の病んでいるな(褒めている)。
これも先程の篠原鳳作の「しんしんと肺碧きまで海のたび」と似ている。つまりいきなり名句が出来るわけではなく、その先達の句から連想したということだと思う。どんどん自分の好きな表現を盗めばいいのだ。全部一緒だと盗作になるが。
「山鳩よ」という呼びかけ。「山鳩や」という詠嘆でもなく自分の心に問うような。これは使おう。
結句の「鉄路」という体言止め。これは新興俳句で使われたテクニックだという。
リフレインの使い方も新興俳句特有かもしれない、普通だったら後の「山」は余計だろうとなるのだが、山が次々現れるから「消えつつ雪ふれり」が生きてくるのだ。
これも木の繰り返し。そうだ新興俳句は視覚的なのもあるのかもしれない。ここで重要なのは「さて」という口語である。
これも富澤赤黄男の句からの連想だという。
「雪月花美神」は虚子の「花鳥諷詠」と対立する概念だろう。虚子がアポロ的だとすれば高屋窓秋はディオニソス的だから罪深い。
「天知る地知る海ぞ知る」は後漢書「天知る地しる我知る」のパクリだった。
今日はNHK俳句だったのだが録画し忘れた。夏井いつきさん「秋刀魚(さんま)」山田佳乃さん「間引菜(まびきな)」(7/17)まで。難しいぞ。「秋刀魚」は「碧」を使いたい。
「間引菜(まびきな)」なんて言葉始めて聞いた。
https://kigosai.sub.jp/001/archives/5527