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リノ・ヴァンチュラは渋い。
『勾留』(1981/フランス)監督クロード・ミレール 出演リノ・ヴァンチュラ/ミシェル・セロー/ロミー・シュナイダー/ギイ・マルシャン
解説/あらすじ
大晦日の夜、幼女連続レイプ殺人の容疑をかけられた公証人。決定的な証拠が見つからない中、彼が犯人だと信じて疑わない刑事は尋問を続けるが、物語は思わぬ方向へ展開していき……。
「生誕80周年記念 クロード・ミレール映画祭」の一環として、本当は昨日の『ある秘密』を見たいと思っていたのだが、勘違いでこっちを観ていた。
予告編を見れば『なまいきシャルロット』のイメージで観てしまうが、まったく逆のむしろフィルム・ノワールぽさの暗さを感じる映画だった。
リノ・ヴァンチュラ主演の刑事役なのでそっち視点で観てしまうのだが映画としては警察の失態としてのドラマなのかと思う。
容疑者の尋問シーンが続くばかりで、わかりにくい映画だった。途中で寝てしまったし。ロミー・シュナイダーが結構重要な役だと後から気がつく。彼女の夫への憎悪が捜査に影響を与えてしまった?そういうことはあるのだと思う。日本でも誤審が多いから、もっとこういう映画が作られてもいいかも。社会派映画。