オヤジ殺しのウィスパー・ヴォイス
『COVERS / カヴァーズ~私のお気に入り』ノラ・ジョーンズ(日本/2012)
オヤジ殺しのウィスパー・ヴォイスのノラ・ジョーンズは、最初はブルーノートから発売されて、ジャズ・ヴォーカルの歌手として売り出されました。それが何故か大ヒット。ちょっと違うなと思いつつ、その親しみやすいメロディが日本人に受けたのでした。
最初の興味はラヴィ・シャンカールの娘だということだったのですが、小さい頃に別れたようで音楽的影響は感じられないです。姉のアヌーシュカ・シャンカルはシタール奏者で、後に共演をしてます。
アメリカ育ちでカントリー・ポップに囲まれた影響を感じさせる選曲ですね。ジャズもありますけど、そういうジャンルなど関係ないところで音楽的才能は父親のDNAを受け継いて音楽の神様から愛されているアーティストです。このアルバムは日本でのリリースなんです。ホレス・シルバーの「ピース」なんて、入れてきたのもそんな感じです。