百人一音(ボーカル編)
昨日エラ&ルイを忘れたので今日はそれから。トランペットでもチェット・ベイカーとか忘れてしまったのでボーカルの方に入れることにする。むしろそっちの方が好きでしょ。
51 エラ・フィッツジェラルド『ポーギーとベス』
エラ&ルイなのだが、「サマータイム」が入っているというか楽曲そのものだった。
52 チェット・ベイカー『チェット・ベイカー・シングス・アンド・プレイズ』
先に『チェット・ベイカー・シングス」というチェット・ベイカーのボーカルにスポットを当てたアルバムが出ているのだが、気を良くしたレコード会社が二匹目の泥鰌を狙ったがこっちの方がいいと思うのは、チェットの代名詞というべき曲「レッツ・ゲット・ロスト」が入っているからか?
53 クリフォード・ブラウン『ウィズ・ヘレン・メリル』
ボーカルはいろいろあるけど入門盤的なのはエマシーのブラウンの歌姫でも聞いてろということです。最初のトランペットのアイドルはブラウニーでした。あとはビリ・ホリデイを聞いていれば十分ではないか。逆だったね。ヘレン・メリルが先に来るんだ。
54 サラ・ボーン『ウィズ・クリフォード・ブラウン』
これは「バードランド子守唄」と言ったほうがいいぐらいにこの一曲で決まってしまうアルバムだった。
55 ダイナ・ワシントン『ウィズ・クリフォード・ブラウン』
あと一枚なんだと忘れそうになるけど、このライブ・アルバムはけっこう凄いと思う。ダイナ・ワシントンがブルースの女王とした貫禄でギャングスターのようなバッパーたちを従える構図と言えばいいか。
56 ビリー・ホリデイ『Lady Sings the Blues』
ビリー・ホリデイというとすぐに「奇妙な果実」というようにプロテスト・ソングに向かってしまうのだが、ビリー・ホリデイの人生を歌っているのがこのアルバムで自伝『奇妙な果実』の章タイトルの曲を集めたものだった。これがプロデュース的なアルバムなので聴きやすいと思う。最晩年のよれよれの前の状態か?
57 ニーナ・シモン『Pastel Blues』
ビリー・ホリデイで「奇妙な果実」を取り上げなかったのは、このニーナ・シモンの歌が素晴らしかったからだ。アメリカの刑事ものドラマ『コールドケース』のエンディングで流れた時は鳥肌が立った。
58 ミリー・ヴァーノン『イントロデューシング』
幻の名盤的な。向田邦子が好きなジャズ・アルバムとしても有名。「セントジェームス病院」の熱唱。
49 カーリン・クローグ & ヤコブ・ヤング『Where Flamingos Fly』
知る人ぞ知る的なボーカル。ギル・エバンスの「Where Flamingos Fly」一曲だけが凄いアルバムだった。
60 シーラ・ジョーダン『Portrait of Sheila』
今ではブルーノートのボーカルも珍しくないが、当時女性ボーカルでブルーノートでアルバムを出したのだからその実力は凄いと思う。ただ知名度はいまいち。
プレイリスト、ミリー・ヴァーノンが無かったので浅川マキ「セントジェームス病院」に入れ替え。
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