ボードレール『秋の歌』永井荷風訳
永井荷風訳『珊瑚集 仏蘭西近代抒情詩選』から、ボードレール『秋の歌』。初心に還ってボードレール。やはりこのへんの近代詩が好きなんだよな。
永井荷風の文語詩は近代を感じさせる。ちなみにルビは本に則って付けたもので永井荷風が付けたのではなく、岩波書店の編集者が付けたと思われる。永井荷風は文語だけどわかりにくということはない(詩的言語的わかりにくさはあると思うが)。この詩は昨日作った「暗渠」に使えそう。
やっぱボードレールとか荷風に近い感性なのかもしれぬ。
二連飛ばして三連。ここでも引き付ける言葉が出てくる。最後の観楼歟は荷風の用例しか出てこなかったが漢詩の引用だろうか?物見台だよな。
断頭台は入れたかったな。ベルリオーズとかの行進曲風?
舟唄で運ばれていく感じなのか。そのピチャピチャした音が鐘のようなのか?舟唄でも八代亜紀ではない。そっちに変更できたら面白いが。