ジャズ・ベースお勧めアルバム
今週の「ジャズ・トゥナイト」はベース特集だったので便乗して久しぶりに音楽記事を。
ベース・ジャズお勧めアルバム
ベース・アルバムというより好きなベーシスト・アルバムですね。
チャールズ・ミンガス『道化師』
チャールズ・ミンガスはベーシストだけじゃなく、コンポーザーやリーダーとしても偉大でした。植草甚一『ぼくたちにはミンガスが必要なんだ』はまさにそうだった。
ベーシストのミンガスの力量を聴くなら、ドルフィーとのアドリブのやり取りのこのライブ盤が素晴らしい。
チャールス・ミンガス『タウン・ホール・コンサート』
ミンガスだけでベスト10が出来てしまうぐらいミンガス好きなんですが、今日はこのへんで。
チャーリー・ヘイデン『リベレーション・ミュージック・オーケストラ』
このアルバムはカーラ・ブレイによる編曲やサポートが大きいのですが、その中で「ソング・フォー・チェ」のヘイデンのベースはこころうたれます。
ヘイデンもリーダーアルバムからサイドメンまで魅力的なベーシストでその音を聴いただけでヘイデンだとわかる独特な個性を持っています。
アルバート・アイラー『スピリチュアル・ユニティ』(ゲイリー・ピーコック)
アルバート・アイラーを聴いたときの衝撃が大きかったのですが聴いていくうちにゲイリー・ピーコックの凄さに惹かれていきました。「ジャズ・トゥナイト」でもこのアルバムが取り上げられてゲイリー・ピーコックの凄さについて語られていました。リーダーアルバムはそれほど名盤というのはないのですが、ポール・ブレイやキース・ジャレットと言った特異なピアニストには欠かせないベーシストですよね。ビル・エヴァンスとも共演していた。
他にコルトレーン・カルテットのジミー・ギャリソンとかドルフィーのファイブ・スポットのリチャード・ディビスとかシカゴ系で忘れてならないアート・アンサンブル・シカゴのマラカイ・フェイバースとかエアーのフレッド・ホプキンスとかベーシストが目立つジャズが好きですね。
ラストにジミー・ギャリソンのベースが活躍するアルバムを。