こぬか雨レディとプレスのラブ・ソング
Billie Holiday"Lady Day & Pres 1937 - 1941"
土曜はいつものように「ウィークエンドサンシャイン」を聞いていたらビリー・ホリデイが流れてきた。今日は雨模様。こぬか雨というような。ビリー・ホリデイの全盛期にレスター・ヤングが加わったテディー・ウイルソン(ピアノ)の元でとカウント・ベイシー楽団のものだと思います。
レスター・ヤングとの共演盤はやはり「奇妙な果実」とか暗い歌ではなく、恋の歌が主体です。垂れるような妙なエロスの中にビリーの歌を包んでいくレスターのテナーサックス。二人の架空の恋物語ですね。実際にはギャングのヒモがいて麻薬中毒のビリーではあったのですが。
こんなこぬか雨に彼女の声はよく似合う。