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アート・ペッパーのお勧め盤

「ジャズ・トゥナイト」でアート・ペッパーを特集していたので今日はアート・ペッパーのお勧め。

ジャズはだいたい夏のものという感じだが冬にかけたい曲というとなかなかないのだが、そんな時にアート・ペッパー『ウィンター・ムーン』(1981年)を聴くのです。これはストリングスなんで、普通のジャズとは趣が違うのだが、それでもラストの「プリズナー」の恐ろしく白熱していること。

配信では別ヴァージョンが入っているのでラストではなく、7曲目だった。

Art Pepperalto saxophone; clarinet on "Blues in the Night"
Stanley Cowellpiano
Howard Robertsguitar
Cecil McBeebass
Carl Burnett – drums

メンバーもけっこういいのだった。ベースがセシル・マクビーだというのが力強い。「プリズナー」はペッパーが麻薬で逮捕されて牢屋送りになったときの曲で題名からもペッパーの人生そのものを熱い感情を込めて歌い上げる。ストリングスでというのが凄い。

若い頃はイケメンの軽快なラテンナンバーなんかやらせたら右に出るものはいないという感じ。そんなときの録音されたのが『アート・ペッパー・カルテット』。

何と言ってもラテンナンバーとしては超有名な「ベサメ・ムーチョ」が最高な演奏だった。

Art Pepper - alto saxophone
Russ Freeman - piano
Ben Tucker - bass
Gary Frommer - drums

アート・ペッパーで最もリクエストが多いのはマイルスのリズムセクションとやった『ミーツ・リズム・セクション』。一発取りだから凄い。それだけのメンバーなのだが。「You'd Be So Nice to Come Home To」が入っているのも人気だった。キャリア最高の演奏だと言われている。

Art Pepper - alto saxophone
Red Garland - piano
Paul Chambers - bass
Philly Joe Jones - drums


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