コミックス版『幽落町おばけ駄菓子屋』完結について
本日18日発売の『Gファンタジー6月号』にて、コミックス版の『幽落町おばけ駄菓子屋』が遂に完結いたしました。
素晴らしい制作陣と読者さまに恵まれ、何とか大団円までたどり着けました。
この場を借りて、心よりお礼を申し上げます。
企画が始まった当初は、ひとまずは原作一巻をコミカライズということで、二巻以降がどうなるかは、作品の人気次第という話でした。
作画担当の明日香先生のお力は申し分ないのだけれど、そもそも作品自体のコンテンツ力がいかがなものかと不安だったのですが、なんとコミックスに重版が掛かり、晴れて、都築さんの登場までたどり着けました。
どんなに人気のコンテンツでも、必ずしもコミカライズで成功するわけではありません。そういう意味では、第7巻(8月発売予定ですよ!)まで続くこととなった幽落町は、大変恵まれた環境にあったのではないかと思います。
後半は枠が限られている中で、何とか重要な話を入れようと、作画チームが素晴らしいネームを切って下さいました。
お陰様で、都築兄弟の話がちゃんと明かされ、忍さんが登場し、そして、蘇芳さんまで登場出来ることになったのです。
結果的に、原作5巻までのコミカライズとなりましたが、スクエニさん側が本当にギリギリまで入れて下さいました。
原作者としても、少しでも多くの読者さまに、少しでも多くのキャラクターとお話をお見せすることが出来て、本当に嬉しかったです。
原作小説は幽落町二年目、華舞鬼町、と続くので、コミックス派の方は是非チェックしてやって下さいね。
彼方君が都築さんにハーレーで連れ去られたり、盲目のヴィジュアル系海座頭が登場したり、華舞鬼町では彼方君がああなったりこうなったり、真のストーカーが登場したりするので、見どころ満載で御座います。
原作派の方は、蒼月がいつかビッグになったらもしかしたら二年目もコミカライズしないでもないかもしれないという可能性も無きにしも非ず(であって欲しい)なので、引き続き、応援して頂けますと幸いです。
蒼月はそんな皆様のために、ただひたすら黙々とコンテンツを作り続けます……!
さて、既に告知をご覧になった方はご存知かと思われますが、秋よりGファンタジーで新連載が開始する予定で御座います。
今回は小説からのコミカライズではなく、漫画原作者として漫画向けのシナリオを作っておりますので、また違った蒼月ワールドをお披露目することが出来るかと思われます。(でも、人外×男子です!)
ジャンル的には、蒼月のルーツとなっているといっても過言ではないものなので、形になるのが本当に楽しみです!
連載時期などの詳細は、またtwitterなどで告知する予定ですので、楽しみにして頂けますと幸いで御座います。