見出し画像

「鉱物物語茶会」とおすすめの鉱物本

「鉱物物語茶会」を終えて

憧れの鉱物Barさんにて、『鉱物物語茶会』のゲストとして登壇した。
『水晶庭園の少年たち 翡翠の海』で解説をご依頼させて頂き、そのご縁が繋がっての流れとなる。

因みに、店主であるフジイキョウコさん著『鉱物アソビ 暮らしのなかで愛でる鉱物の愉しみ方』(スペースシャワーブックス刊)と出会ったのは、私が鉱物初心者だった頃のことだ。
写真も添えられた文章も美しく、こんな素敵な鉱物の楽しみ方があるのかと驚かされた。
それ以来、密かに憧れを抱いていたので、トークイベントに呼んでもらえたのは身に余る光栄だった。

単独でのトークイベントは初めてなので、どんな案配なのかドキドキしていたのだが、募集を開始して即座に満席となり、急遽、追加枠が用意された。
一枠二時間で、三枠。
トークイベント初心者がそんな大役務まるのだろうかと不安だったが、フジイさんが上手くイベントを運んでくださったのと、参加してくださったお客さま皆さまが、真摯に耳を傾けてくださったお陰で、蒼月も楽しい時間が過ごせて、いい思い出になった。

参加してくださった皆さまと、機会をくださったフジイさんには心より感謝を申し上げます。
幅広い方々の色々な石のお話も聞けて良かったです。

また、鉱物Barさんで自著『星屑鉄道の鉱石カフェ』をお迎えしてくださった皆さま、有り難うございました。同書はもうしばらく鉱物Barさんで販売してくださるようなので、遊びに行かれた方はお迎えしてやってくださいますと幸いです。

おススメの鉱物本

さて、トークイベントを通じておススメの鉱物本をご紹介できればと思ったので、蔵書をピックアップしてみた。
以下は物語ではなく、エッセイや図鑑に近いものとなる。
トークイベントの内容とややずれてしまうと思って割愛していたのだが、この場をもって紹介させて頂く所存だ。

堀秀道著『鉱物 人と文化をめぐる物語』

日本に鉱物文化を広めた第一人者といっても過言ではない鉱物学者さんの著作だ。鉱物の面白さを、エッセイを交えて説いてくださるので読みやすい。
他に、『愛蔵版 楽しい鉱物図鑑』(草思社刊)もおすすめだ。
鉱物について知りたい方向けである。

宮田珠己著『いい感じの石ころを拾いに』

専門的なことはほとんど書かれていない、石を拾う人のエッセイ。
純粋な「石を拾いに行く話」なので、気軽に楽しめるのが良い。

柴山元彦著『ひとりで探せる川原や海辺のきれいな石の図鑑』

石を拾いに行きたい!と思った時の手引きにおすすめ。
どれが何の石か、どこで採れるかなどが書かれているので、石拾いの頼もしいパートナーになる。

アレキサンドル・エフゲニェビッチ・フェルスマン著『石の思い出』

ロシアの鉱物学者さんが綴ったエッセイ。
各国の石の伝説が語られているので、石にロマンを感じたい方におすすめだ。
自著『水晶庭園の少年たち』の喪に服すトルマリンの話もこちらにある。

他にも紹介したい本はあるのだが、キリがないのでこのくらいにしておこう。
なお、絶版になっているであろう本は候補から外している。なんとか重版してもらいたいところだが……。


さて、次のイベントは『ミステリカーニバル vol.3』になる。
代官山 蔦屋書店さんで合同サイン会に参加させて頂くこととなったので、お時間がある方は顔を出してもらえると幸いだ。

いいなと思ったら応援しよう!

蒼月海里
よろしければご支援頂けますと幸いです! 資料代などの活動費用とさせて頂きます!

この記事が参加している募集