日記 赤黄色の金木犀の香りがして。
10月31日(木)
6時20分起床。曇天。早番勤務。
朝食、米粉ロールパン(カルディのコーヒークリームを塗った)、昨夜作って冷やしておいた仙草ゼリー、ソイラテ。初めての仙草ゼリー、薬の味。
昨夜、寝る前久々に阿久津隆『読書の日記』を読んだ。ほんの数ページだけ読んで、すぐに寝てしまった。鈍器本と呼ぶに相応しいとてつもない分厚さのこの本を、一体いつから読み始めたのか、もはや覚えていない。枕元や台所の片隅にぽいぽいと置いて、なんとなく気が向いたときに、少しずつ少しずつすこーしずつ読んでいる。牛歩の読書。暮らしながら、暮らすように読んでいる。そういう読み方が似合う本だと思う。
バス停に向かう途中、金木犀が咲いていた。赤黄色の金木犀の香りがして、たまらなくなって、フジファブリックを聴きながら歩いた。『若者のすべて』だけじゃないんやぞ、と心のなかでどこかの誰かに訴えかける。バスの中では金延幸子。久々に聴いた金延幸子がえらく沁みた。
勤務。ルピシアの「焚火」というお茶を持参。マンゴーやパッションフルーツの香りの烏龍茶なのだが、さわやかな味わいでとても美味。今日も今日とて一日はあっという間に過ぎていく。本の整理をしていたら爪と皮膚の間につるつるした帯がサクッと突き刺さり(信じられないぐらい鋭利)、流血。痛。鬱。疲弊した心と身体を慰めるため、お菓子を買って帰宅。バクラヴァというトルコの伝統的な焼菓子を買った。ひとつひとつ小さな箱に入っていて、だれかの宝物のようでとても可愛い。夜のおやつタイムのお楽しみ。
夕飯。蒸籠蒸し(鶏もも、にんじん、じゃがいも、ブロッコリー)、ポテトサラダ、きゅうりのキムチ和え、豆腐とわかめの味噌汁。Mリーグ観ながら食べる。二試合ともオーラスでまさかの大逆転!思わず声が出る。瀬戸熊さん、賢ちゃん、カッコイイ。日本シリーズはベイスターズが本拠地2連敗からまさかの3連勝(神奈川の牧!)。勝負は最後の最後までどうなるのか分からない。だからこそ、真剣勝負は面白い!
バクラヴァは薄いパイ生地にピスタチオやくるみが挟まっている焼菓子。シロップが染みていて、じゅわっと美味しい。ソイラテ、久々の森茉莉とともに。森茉莉流クッキング、面白い!コロッケのトマトジュウス煮、試してみたい。ベッドの上で食材を刻むモリマリ、冷紅茶好きだったのにコーラ中毒になってしまったモリマリ、洗った野菜と果物を三日ぐらい飾っておくモリマリ。愉快。