日記 灯台へ。
10月10日(木)
9時起床。快晴。遅番勤務。
昨夜、寝る前にふと思いついて木地雅映子『氷の海のガレオン』を日本の古本屋さんで検索してみた。結果はゼロだった。ダメ元でブックオフオンラインでも検索してみた。結果はゼロだった。悲しみ。綿矢りさ『あのころなにしてた?』読了。人生のバグのような時間だったな、と思う。あのころ、あのコロナ。
家を出るとき、金木犀の香りがした。芳香剤が発する人工的な香りだが、それでもなんだか嬉しくなる。通勤中のバスの中でヴァージニア・ウルフ『灯台へ』読み始める。苦手な海外文学、挑戦のつもりでやや身構えながら表紙をめくるも、スルスルと、気付いたら30ページまで進んでいた。最近の読書のBGMはダコタ・スイート『The Hearts Of Empty』。斜め前に座っていた外国人の男の人が「いいね、バス。町が見えるね」と言っていた。
休憩中、ヤクルト西田が戦力外通告のニュース。さみしい季節。昨夜の夕飯ののこりのチュモッパおにぎりを2個食べた。閉店後、上司が「ノーベル文学賞ハン・ガン!」と小躍りしながらフェアコーナーを作っていた。私は韓国文学を1冊も読んだことがない。
夜。夫も私も帰りが遅かったので、買ってきた唐揚げ弁当を食べる。美味。寝る前、ベッドで『灯台へ』読み進めるも、すぐに睡魔に襲われてしまう。