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4月7日「ウィザードリィの思い出」

1988年頃、ワタシはファミコン版ウィザードリィで遊んでいました。

めちゃくちゃに有名なゲームですから説明は必要ないかもしれませんが、

元々はパソコンで動作していた外国製のゲームですね。

地下迷宮を探索して、迷宮に待つ罠の数々や怪物たちの脅威を退け、
最奥に潜む邪悪な魔術師を倒すのが目的です。

迷宮の壁も扉も、白いラインだけで描画されていたり、怪物も小さなグラフィックだったりで非常にストイックなゲームでしたが、

最初は一撃でやられるほど弱いけれど、経験を積んでいくとどんどん強くなるキャラクターたち、深部にいくほど良いものが手に入る「お宝」の魅力、高難易度だけれど中毒性のあるダンジョンアタックが魅力的でした。

ファミコン版はちゃんとした壁が表示される迷宮、猛烈なスピードで走り回ることのできるゲームスピード、めちゃくちゃに美しいBGM、そしてファミコンの域を超えたかのような超絶グラフィック、超絶デザインのモンスター、と快適さでも美麗さでもオリジナルを越えたリメイクでした。

もう楽しくて楽しくてワタシは自分のパーティ、六人のワタシの分身と一緒にダンジョンに潜りどおしだったのですが、

実はわたし、このゲームクリアできていません。

「ウィザードリィII」はクリアできたんですけれどこの「ウィザードリィI」のほう、サブタイトル「狂王の試練場」の方はクリアできていないのです。

それというのも六人のワタシの分身、いよいよ地下10階にたどりついたというところで、「テレポーター」の罠の解除に失敗し、どこかに飛ばされてしまいました。

気がつくと、そんなに大きくない四角い部屋の中にいました。出口のドアはひとつだけ。

ドアに近づくと戦闘が開始されます。「ローブを着た男」と「ヴァンパイアロード」と「ヴァンパイア」。

あ。この人ラスボスです。どうやらラスボスの部屋のなかにテレポートさせられてしまったみたいです。

ラスボスには勝つことはできず、かといって逃げる方法もなく、完全に詰んでしまったのでした。

いまどきのゲームなら救済手段があるのでしょうが、この頃のゲーム、とくに「ウィザードリィ」にはそんなものありません。「第二パーティ」を結成して、そのパーティでクリアするくらいでしょうか。最初からやり直すようなものですね。

そんなわけであまりにもショックだったため、そこで冒険を終えてしまったのでした……

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