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2023-8-30「創業以来秘伝のソース」
プログラムソースのお話です。
ソースには「コメント」を書く機能があることが多いです。
「コメント」の部分はコンピュータは読まずに無視します。
なのでコンピュータではなく人間が読むことができるのですね。
コンピュータが読める命令部分にコメントマークをつけることで、コンピュータはそこを無視するようになります。
書き換えたときに古いソースコードをコメント化して残しておくのは、是か非か? みたいな話題を集めてみました。
2007
16年前の議論ですが、結論としては「バージョン管理ツールに任せて、昔のソースをいつまでも残しておくのはよくない」でもうこの頃から趨勢は決まっているようですね。ただ、まだこの頃は「わかってはいるけれどウチも残しています」「残すのもアリでは」みたいな意見も多いようです。
2009
基本は残さない方がいいけれども例外は常にある、といった意見が多いようですね。しかしバージョン管理はツールを使うのがもはや常識ではあるようです。
2011
こちらは履歴は残すべきだ、という主張の方ですね。
2012
そんなルール、まだやってるの? という感じの意見です。
2013
2016
2017
これは反論とかではなくって普通に残した方がいいですよ、という内容で、なかなか興味深いです。
2018
2022
ワタシとしては「人に見せるためのコメントなら別に全然オッケー」ですかね。
ただ、こういうコメントを残せ、という人は多くの場合
「機械的に元に戻せるように」全部残しておいてください、
みたいなことをおっしゃることが多いです。
機械的に元に戻したいのならバージョン管理システムを使う方がいいですね。機械的にコメント化してしまうと、人が見るのにキビしいコメントでぐちゃぐちゃのものになってしまいます。
それに、コメントを残さないと修正できない、という運用にしていると、みんなできるだけ変更をしないように、変更をしないようにしてしまいます。
使わなくなったり呼ばれなくなったりした処理を削除せずにそのまま放置していたり、古くて間違っているコメントを放置したり、そういうことが平気で行われるようになります。
それはソースコードのクオリティを下げる要因になってしまうと思います。だから基本的にはワタシはコメントを残すルールは苦手です。
以上、ここまで読んでいただいてありがとうございました!