いま絵を描ける嬉しさ。(2022年始によせて)
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寒い朝が、陽が差しこむ窓でほっとする。
からだはあまりよく無い。
やっとこ毎日歩いています。
だれと比較するわけでも無い。
毎日、動かし続ける日常。
これの何と儚いことか。
細くガラスを寄って束ねた糸だ。
そんなにきらびやかなものじゃない。
きらっ、てくらい。
表目にゆくために裏目にいったり。
時々凍えたり、暖をとったり。
この生活に慣れてきて、浮かびあがるくらいはできるようになってきた。前にできていたことを、羨ましく思いかえす。きれいな薄氷の上をあるくことが出来ない。眺めて、足もとの泥を見るだけだ。
詰まった息を吐いて、吐くために吸って、吸うために考えて、こわばった体をすこしだけ、やわらかくする。
そうすると、まだ、色が動いてはじまる。白っぽい紙に向かう気持ちが返ってきて、涙がこぼれそうだ。
気づく瞬間から離れていく、きらっとした、ひと掬い。その時だけ。絵を描きたいって思うくらいに加減されているわたしの、そのまま。
ゆっくり編まれる色カタチのみなさん。
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昨年は緊急事態宣言が解除になったものの、
なかなか、自由に外へ出ることは引き続き難しい生活でした。
そんな中でも、秋には展示会「大熊猫展3」への参加をさせて頂きました。
kalaftaさんのご協力もあり郵送での搬入となり、展示へも足を運ぶことは出来ませんでしたが、たった絵だけでも、行きたかった展示会に行って、旅をさせることが出来ました。
また、2020年から毎月実施してきた、ライブペイント企画 mono di tri(モノ・ジ・トリ)で、途中、当初から一緒に参加くださっていた、ウクレレ弾きがたりmiyamoさんの不在、という期間がありました。(現在はmiyamoさんもゆっくり戻って来られるようになっておりますが、)その間、ひとりでInstagram Live配信ということも行ってみました。
そして、思いがけないタイミングで、新しい御宅に飾っていただく絵として贈らせて頂き、サンタクロースになった気分まで味わいました。
みんなみんな、ちいさな大きな1歩でした。
ほんとうに、丁寧にありがとうを送りたいです。
何も確かなことは無いけれど、もっと描きたいと思うし、描き続けられることが出来そうな居場所があって、嬉しいです。
遠くから、近くから、気にしてくださってありがとうございます。そんなところへ、遠くへ、近くへ、行きたいです。
わたしの、歩幅小さいけれど、歩けますように。
見つけてくれてありがとうございます。
今年もどうぞよろしくお願いします。
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●instagramでささやかなイメージを共有しています。
●mono di tri (モノ・ジ・トリ)にも遊びにきてください。
※2020年1月から月1でスタートしました、ao to iu_が、楽しく絵を描く実験企画です。今年で3年目。ゆっくりライブアート、時々ウクレレ弾きがたりのmiyamoさんの音楽とともに。現在はコロナ禍の為、InstagramでLive配信のリモート版ですが、状況がゆるせば、また皆さまの前でライブペイントしたいです。
よろしければ、ぜひどうぞ。
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もう少しお時間のある方はこちらもあわせてどうぞ
●「mono di tri ( モノ・ジ・トリ ) 10回目によせて」
(10回目となったライブペイント時のnoteです)
●「ライブペイントは楽しかったことについて("12/7音と色の作用点")」
(2年少し前、kalaftaさんで行われたライブペイント参加時の気づきnoteです)
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ao to iu_ (あおという・色カタチ)
※ご連絡は、Instagramのメッセージで頂けると比較的早く読めますので、ありがたいです。
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