発達障害*体育館シューズの持ち帰り方
先日自閉症スペクトラムの診断を受けた娘。
早速今日もその特性を発揮していました。
小学一年生の育ち盛りの娘
体育館シューズが小さくなっていたので昨日購買部に出向き新しいのを購入してきました。
今日早速体育があるのでビニール袋に入れて持たせようとすると。。。何やら怪訝な顔
「体育館シューズ入れてあるから交換して、古いのはこの袋に入れて持って帰ってきてね」
という指示に納得がいかないのです。
上履きは学校から指示があったので上履き入を用意してありそれに入れて皆持ち帰るのですが体育館シューズ入れという袋はないので他の子(特に男の子)は袋には入れずにそのまま手に持って下校する姿をよく見ます。
娘はそれを見ているので
「体育館シューズは手で持って帰るべきもの」
だと思っているのです。
そう、普段は他の子と同じように生活できる娘ですがこういったところに困難が現れます。
一度「こう」と決めた、もしくは思い込んだことはなかなか考えを変えることができないのです。
「今日は雨も降ってるし、袋に入れずに持って帰るのは持ちにくいよ」
「転んだりしたとき手にシューズを持っているのは危ないよ」
など伝えても「違うもん!!」と譲りません。
混乱の結果「もう体育館シューズ持っていかない!!」という結論に...
でも今日は体育で使うので結局後で私が持っていって靴箱の古いシューズと入れ換えてそのまま持ち帰ることになりました。
彼女にはこういった臨機応変さがないことが多々あります。
「学校の先生が言ったこと」はたとえ聞き間違えていても、言い間違いをしていても固定した後は訂正が効かず納得させるのに苦労します。
でも集団の中にいるときは「言われたことと違う...」と思っていても周りが動くのですんなり考えを訂正できてそちらに合わせて動くのです。
だから学校や保育園、児童クラブなどの集団にいる娘は誰からも「言われたことを守るししっかりした良いこ」と言われ問題があるようには思われていません。
でもこれが大人になって集団ではなく「自分の考えで行動する」ようになるときっと厄介です。
間違ったことでも、聞き間違いや勘違いでもズンズン前進するのでしょう。
そして怒られたり引かれたり。
そうやって人間関係に支障がでてくるのだろうな...と感じています。
でもいつもはしっかりしつけなくてはと
「いいから持っていきなさい!!」と無理に持たせ
「嫌!バカ!嫌い!」という娘と揉めて学校に行けず...
だったのが
診断がでて「これも特性。無理強いせずに日をかけて徐々に対応しよう」
という気持ちが持ててスッと解決し、無事学校に向かった娘です。
発達障害はその重症さで対応すべきかどうかを判断するのではなく今あるこだわりと環境をゆっくり擦り合わせることで症状を最小限に抑えていくことが大切という先生の言葉を早速実感した今日でした。
さて、シューズを持っていってきます。
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