日経のサピックス記事を見て思うことー課金課金。赤の女王の世界に生きる子供、意志の力と。
サピックスは人の心を打つ
本当に人の心を打つ。貧困層には酸っぱいぶどうでもありつつ、ガチャに通じるアホらしさも確かにあるからだ。
実に素晴らしい。このあとのところの引き下がることができないというのもガチャやギャンブルに似ていてよろしい。
こどもにかけるかねはふえる
くもんにいかせるだけで8000×12でそれを超えるもんな。もちろんそういうことは一切しない家庭もあるだろうから、この例みたいな飛び抜けた家庭と東名阪が上げてるんだろうが。
中央値もほしいよね。
うちは、座ってプリントやる習慣がついたからもういいかな。上の子は。
小学校行く前に机に座って30分何かを繰り返して覚えるということが身についたし。下の子行かせて上の子は引退させるかな。どしよかな?
浜学園も高かったって言ってたもんなあ。
夏期講習、冬期講習、直前講習。しぼりとる種は尽きん。やってる本人は行きたくなってたが。よくよく考えるときちんとした解説がついた参考書自習室でやってる方がマシだった気もする。コスパは。お祭りだったなあれ。
大学受験のときの冬期講習と直前講習は小論対策として役立ったな。普段予備校いってなかったし、誰かに見てもらわんとどうにもならんかったから。
夢に溢れてるなあ。少子化なんて嘘みたい。いかに都心に人が溢れているかの写し絵やなあ。東京横浜の中心部にいると少子化とは思えんもんな。
しかし、ほんの僅かそこからズレると老人だらけの世界が広がっているのもおもむきがある。都心にも限界集落がある。
駕籠に乗る人担ぐ人そのまた草鞋を作る人。金さえあればどこまでもサービスは続くわけである。これにカテキョも重ねるだろう。
中学受験では終わらない(早慶付属は除く)
学費はかかるし、早慶付属以外に進めば親も上を目指せと言うだろう。中学受験はスタートに過ぎない。前も書いたが、開成、灘受かってもそれで親が満足するわけもない。社会もそこでは認めない。彼らは東大に行ける可能性が高いだろうということで評価をされている。
東大に行くための努力はまだまだ6年間続くのだ。
早慶なら親もそこでいいとなり、自由を得られる可能性がワンチャンある。MARCH付属も親が第一志望にしてれば許されるだろうが。ただ、まだ上が(早慶)あるというのは本人のコンプレックスになったりするから恐ろしい。
赤の女王の世界に生きる子どもたち
親に逆走りする歩道にのせられ、走らなければずっこける。後ろに下がると叩かれる。隣の席のやつはスイスイ進んでるように見えるが、元々歩幅が異常に広い。スタミナがある。
ゴールと思ってた時間になっても、今までは練習でした、今から本番がすぐ始まるよ。小学校と同じ時間走ってね。とくる。
夢もチボーもないねっ。
とはたからみてると考えるわけである。
とはいえ
学歴で評価をしてしまうのは一面の真実ではあるわけである。得をすることも多々ある。それを考えるとこういうことになるのだろう。
親の気持ちは子供の苦労を減らしたいし、今しか得られない学歴を得てくれ邪魔にはならないということに尽きるのだろう。
未来の苦労を取り除くために、親に逆らえないタイミングで別の苦労を押し付けてるだけではないか?という根本的問題は残るわけであるが。
いつもの我が身への振り返り
自分の経験から言うと慶應文系は半年で受かる。
MARCHは多分3ヶ月で受かる(受けてない)。
iqは2σくらいのところだとこんなもんだと思われる。
親は特段勉強のことを知ってるわけてはなかった。自分で合格までの戦略を考えてやった。
その経験から俺には子供も自分でやれば受かるだろうという気持ちが強くある。
これがどう働くかはまだわからん。
受験以外にも道があるとは思うし、受験するにしても何度も繰り返すが地方理系単科大学には光るものがあるし、そこから道を切り開く余地は多大にあると思う。
あたまにめぐまれない子だったとしても、勤勉さや優しさに恵まれていれば人との関わりを作っていけるだろう。そのときに子供がお金が稼げないという場合のために、お金を取っておこうとは思う。
元本に手を付けないということと、儲け話はよってこないことは教えておきたい。
何にしても子供の痛みを、親は変わってはやれぬし、親は子供より早く死ぬべきなのだからいつまでも道を開いてはやれぬ。
子供の意志の力を保ってやれるように育てたい。