有機農業の応援は、買い物に時間がかかる
最近、有機農業や不耕起栽培などの本を読んでいると、わたしたちの食べているものって、つくづく「土壌」なんだなと思います。
身体を作るもの全部が、
「土壌」由来なんだなと。
土壌を豊かにするには、
「有機」「不耕起」「家畜」「被覆」
このあたりがキーワードらしいのですが、消化できていないのでまたいつか。
そんなこんなで最近、
「国産」「有機農業」のワードに敏感です。
最近スーパーで買い物をする時、
裏面をチェックします。
たとえば、卵。
「自家配合の餌とこだわりの水を与えています」
自家配合の餌ってなんだろう?
考えてみる。
トウモロコシなど餌の原料はほぼ外国産のはず。
(国産飼料はほぼない)
外国産であれば、その餌は
遺伝子組換えかもしれないし、
農薬まみれかもしれない、
防カビ剤まみれかもしれない。
熱帯雨林を破壊してるかもしれないし、
グローバルサウスを搾取してるかもしれない。
国産の畜産物でも、
餌が国外産なら情報を追えません。
パッケージから分かるのは、
「自家配合の餌」
ということだけ。
ラベルを凝視していると子どもに急かされます。
***
野菜コーナーへ。
中国産の有機ニンニク、3個70円。
「有機で3個70円!?」
安過ぎる理由がわからないので、
1個298円の国産ニンニクをカゴに入れます。
「国産」の表示はあっても、
「有機」の表示はないニンニク。
国産だけど、農薬肥料まみれかもしれない。
考えていると、また子どもに引っ張られます。
***
発育を良くするため牛に打つ成長ホルモンには、発がん性が確認されています。
遺伝子組換え作物とセットで使われる農薬の主成分であるグリコホサートにも、発がん性が確認されています。
各国がそれら農薬やホルモンの規制をし、
「organic(有機)」
「Animal Welfare(動物福祉)」
「No Hormones(ホルモンフリー)」
「NON-GMO(非遺伝子組換え)」
これらの表記のない商品は消費者に敬遠されるそうです。
一方日本のスーパーの商品は、
遺伝子組換えだったとしても、
農薬まみれだったとしても、
土壌に優しくない農業だったとしても、
成長ホルモンを投与していても、
商品はみんな同じ顔に見えます。
たとえそれを買うことによって、
日本の農業を弱め、外国産への日本の食料依存を高めることに繋がろうとも
"消費者の味方"みたいな顔で陳列されています。
そこでわたしはパッケージの裏面を見る。
すると、子どもに急かされます。
おやつコーナーで、
またパッケージの裏を確認しようとすると
また急かされます。
‥。
つくづく思うこと。
有機農業を応援するインセンティブって、
自らに湧き出る気持ち以外なにもない‥!
高いし、
裏面チェックは面倒だし、
商品を選ぶ時間がかかりすぎる!
値段なら一瞬で確認できるんですけどね。。
。。。
しばらくはイオンのグリーンアイ商品に手を出しつつ、地元農家直送やネットスーパーの探検などしてみようと思います。
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最近読んだ、土や食の本↓
どれも問題提起してくれる、良書でした。
また消化できたらレビューします。
これから読む↓