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読書📚勇者たちの中学受験
まるでホラー小説。
親子3組の実話をもとにした中学受験ノンフィクションを読みました。
おおらかに構えていよう。
子どもに任せよう。
そう思っていた親も、だんだん受験に感情が飲み込まれていく描写がホラーでした。
目標に向かって頑張る経験をさせたいと思って中学受験を始め、中学受験は結果ではないと何度も 学習し心に刻んでおいたにもかかわらず、最後は結局、結果だけに目が行ってしまった。
ハヤトがこれからやらなければいけないことは、受験エリートとしてのプライドを回復することではなく、むしろ偏差値やテストの点数で人間を評価する価値観との決別だ。
両親がこれまでさんざん飲ませてきた劇薬の解毒ともいえる。
自分たちの中学受験が良い経験だったのか、悪い経験だったのかはまだよくわからない。でも、数ヶ月経った今、見えてきたものがあるとすると、それは自分自身の視野の狭さ、器の小ささだと思う。
親って、
なぜ子どもにこんなにも必死になってしまうんでしょうね?
中学受験って、一体何を目指してるんでしょう?←地方出身
本書では"勝ち組"らしい、武蔵高校出身の大学同期、東大出身の同僚も、結局みんな同じところにいるし(決して"勝ち組"と言えない仕事)
壮絶な受験の行き着く先がここ?と思いますし。(卑下しすぎ?笑)
当の本人もそう言ってますし(言ってるんかい)
(フィクション入ってるとはいえ)本書のような壮絶な期間を乗り越えて勝ち取る合格って、何をもたらすんだろう?
受験って、いったい何を目指しているんだろう?(二度目)
疑問だらけになりました。
公立が荒れているから仕方なく消去法的に受験させる、という選択もあるようですね(都内ママ友情報)
"子ども"のための受験が、いつしか"自分"のための受験になってしまう恐ろしさ。
自分も子どもに必死になりすぎてると感じた時、再読したいです。