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僕の絵の中には猫が隠れていることに気づいただろうか?まあ、たまーに描き忘れているが。 点…
春眠暁を覚えず、とはよく言ったものだ。 まあ僕は季節問わず暁なんて忘れた頃に寝床を這い出…
珍しく好きな音楽の話なんかをしたいと思う。 先に言っておくが、僕は音楽知識なんて何一つな…
父が亡くなって、彼の部屋は時間を止めた。 主が居なくなった場所というのは不思議なもので、…
眠れない夜はちょっとだけワクワクしてしまう。 時には布団から出て月明かりを頼りにお茶を淹…
東京に生まれたある小説家が、第二の故郷と呼び、愛した地があった。 いくつもの異国文化が初…
月が綺麗だ。ぼんやりと黄色い光は青みがかった黒い空であまりにも美しく輝いている。満ちても欠けても、ふと足を止めてその姿を見つめてしまう魅力がある。 月はしばしば想い人に姿を重ねて言葉を綴られる。僕もどうやらその一人らしい。明確な相手がいたわけではないが、誰かを月に見立てた人の話を書きたくなってしまった。魅せられてしまったようだ。 「サテライト」という詩を書いた。 想い人がいた彼はきっと想いを伝えられないままその人には会えなくなってしまった。もう会えないことがわかっていなが
野良猫が僕を見ている。僕も彼を見ている。 細い道路を挟んで向かい合う一人と一匹。沈黙の黒…