東京タワー
上京4年目。
初めて東京タワーに行ってきた。
夜景は勿論綺麗で、ここがキヤノン東京本社かとか、東京プリンセスホテルか、ナイトプールここにあるんやな、屋上じゃないのにあるんや。とか思いながらめっちゃ楽しかった。
山口県から福岡県、そして東京に来た身としてはどれもとても新鮮で、テレビで見るところや!!!となった。
改めてまだ東京を、有名所を知らんなあと思った。
夜景は本当に綺麗だった。
それはもう見惚れた。
もっと頑張らないとと思った。
この街でタクシーに乗りたいと思った。
タクシーチケットで。
そして建設した作業員の気持ちと夜景を作り出してるマンパワーを考えた。
作業員はウキウキしてたんかな、怖さも混じるワクワクがあったんかな、無理やろとか思ったんかな、嫌やなとか言って同僚とか友達に愚痴を言ってたんかなとか。
骨組みを見たけど、昭和の時代にあの骨組みを見せられて「ええね!OK!」って言える人おらんやろ、おったら革命を起こしたい欲強すぎるやろとか思ってた。
だって、あんな高い建造物を柱だけで成り立たせるって無理やろって思うもん。
しかも、建築+美術やから。
でも、それを成し遂げたんやなって思った。
自分が感じてる悩みの大抵は昔の人がとっくに解決しとるんやろうなと思った。
自分にとっては未知のことばっかが起きる日々やけど、同じようなことを体験した人は何人もおって、その人達は解決してるんやなと思った。
だから落ち込まずに前向きに、絶対大丈夫。
絶対大丈夫だから自分は悲しみ苦しみ悩みを解決して終わりじゃなく、笑いに昇華していきたいと改めて思った。
そして、東京タワーに登って見えた光にとてつもないマンパワーを感じた。
仕事の楽しさ、苦しさ、日常生活の楽しさ、苦しさ、何でもない日々が視界に飛び込んできた。
その光には計り知れない喜びと悲しさがあったように感じた。
どんな感情があっても同じ光なのに。
笑い合ってる人がいたのだろうか。
大喧嘩してる人がいたのだろうか。
プロポーズしてる人がいたのだろうか。
別れ話してる人がいたのだろうか。
それは全く分からない。
でも、人が光を、感動を生んでいる。
それは間違いない。
東京タワーを降りて新橋に向かって歩いた。
歩いている途中に自分が照らす携帯画面も光を、感動を生んでいるかもしれない。
何気ない日常が光、感動を生み出している。
例えそれが嬉しくても悲しくても。
生きることは自分が主役になるだけじゃない。
でも、心の底から自信を持って光を放ちたい。
そして自分はいつか今みてる光の全てを笑わせたいと思った。
できるかなとか心配になった。
でも自分やったら、自分の身の回りの人達とやったら、ガラクタラジオやったらできるやろうなと思った。
出来んかもしれんけど出来るかもしれん。
出来るかもしれんけど出来んかもしれん。
だからずっと自分の中でも皆の中でもワクワクし続けたい。
そして周りの事にもワクワクし続けたい。
絶対大丈夫だから。